LINEヤフーが提供するフリマアプリ「Yahoo!フリマ」は、2024年3月27日の「さくらの日」を前に、桜と一緒に検索されるキーワードのランキングと、コロナ禍以降人気のガーデニング関連の取引動向を発表した。
桜と一緒に検索されているキーワードTOP5
2023年12月1日から2024 年2月29日までの検索データをもとに「Yahoo!フリマ」において、「桜」と一緒に検索されたキーワードTOP5は以下のとおり。
1位は「ライフジャケット」で、「桜マーク」というキーワードで検索されていた。
「桜マーク」とは、国の代わりにライフジャケットの製造に立ちあい、安全性を確認し承認を行う小型船舶検査登録機関JCI(日本小型船舶検査機構)が認証する桜型の証印のこと。
「桜マーク」の有無で安全基準に適合した製品であるかを判別できるため、ライフジャケットを買う時に重要視されている。
2位には日本のコスメブランド「SUQQU」がランクインした。2024年1月末に発売された新作アイシャドウ「シグニチャー カラー アイズ 桜鏡」がSNSを中心に話題を集め、上品な発色と春らしい配色でまさに桜を感じさせるアイテムで、「Yahoo!フリマ」においても多くのユーザーが探していた。
3位は「スターバックス」で、毎年春に発売されるSAKURAシリーズが検索されていた。全シリーズを通しても人気のSAKURAシリーズは今年だけでなく過去の商品も需要が高く、数多く出品されている。
4位は「桜幻」がランクイン。「桜幻」とは、兵庫県のメーカー「がまかつ」から発売中の鯛を狙った釣具のシリーズの名称だ。真鯛釣りのシーズンが4~11月頃のため、先駆けてこの時期に検索されている。
5位は2024年1月発売の「ヴィセ」の新作リップ「桜の微笑み」。「唇の内側の粘膜のような色」とこちらもSUQQU同様にSNSで話題を呼び、人気な商品となっている。
また以降のキーワードとしては、シーズンごとのハンカチが即完売する「近沢レース」や「ウイスキー(桜尾シングルモルト)」が並んだ。
コロナ禍以降、ガーデニング関連グッズの購入者数が年々増加
「Yahoo!フリマ」では桜そのものも盆栽や苗木で出品されており、手頃な価格から買えるほか、園芸用土やプランターなどのガーデニングに必須のアイテムも販売されている。
ガーデニング関連アイテムの取引も年々増加しており、2020年1月から2024年2月までの「花、ガーデニング」カテゴリの購入者数は伸び続け、2月は2020年の同時期と比べて約8.8倍とこの時期大きく増加していることがわかる。
さらに、前年と比較して購入者数が大幅に伸びたカテゴリとして「園芸用品」が前年同時期比で約1.6倍増加、「観葉植物」は約1.4倍、「生花」は約2.2倍増加した。
第一園芸によると、コロナ禍で観葉植物への関心が高まったとされるアンケート調査結果があり、「Yahoo!フリマ」での購入者増加に関しても以下のような要因が考えられる。
・新型コロナウイルスの感染拡大で、ステイホーム中にガーデニングをはじめる人が増えた
・在宅時間が増え、家の中で植物や花を楽しむ人が増加している
関連情報
https://www.lycorp.co.jp/ja/
構成/清水眞希