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家計における1か月あたりの無駄遣いは平均1万7678円、卒業したい無駄遣い1位は?

2024.03.24

ダメだとわかっていてもついしてしまう無駄遣い。近年は値上げラッシュの影響で節約を心掛けつつも、ふとした拍子に財布のひもが緩んで散財してしまうという人も少なくないのではないだろうか?

ソニー損害保険はこのほど、全国の20代~60代で持ち家かつ2022年から現在まで家計管理に携わっている800名を対象に「家計における無駄遣いに関して調査」を実施し、その結果を発表した。

調査の結果、2023年の値上げラッシュが9割近くの家計に影響を与えている一方、7割以上の人が「無駄遣いをしている」と回答した。さらに無駄遣いの金額は、全国平均で17,678円であることが判明。値上げラッシュの影響で支出が増加してもなお、無駄な出費があることが本調査によって明らかとなった。調査結果は以下の通り。

1.2023年の値上げラッシュの影響で9割近くの家計に影響があり、そのうち大多数の家庭で支出が増加

2023年は値上げ品目が3万2,396品目と、2022年の2万5,768品目よりも大きく上回る結果となり、記録的な値上げラッシュとなった1年となった。値上げラッシュで、9割近く(87.9%)の人が家計への影響があったと回答した。

家計への影響があった人のうち、大多数の人(94.0%)が2022年と比較すると支出が増加したことが判明した。

値上げラッシュによる支出が増加した一方、支出の中で無駄遣いだったものがあると回答した人は7割以上(76.3%)いることが今回の調査で明らかになった。無駄遣いをしている人が多数を占める結果となり、家計の支出を見直す余地がまだあることがうかがえる。

2.1ヵ月あたりの無駄遣い額の全国平均は17,678円という結果に

無駄遣いをしていると回答した人のうち、1ヶ月あたりの無駄遣い額は、全国平均で17,678円という結果に。エリア別でみると、無駄遣い額が最も多いエリアは九州エリアの21,917円であることが判明し、次いで四国エリアの21,121円、北陸エリアの21,037円ということがわかった。ランキング上位のエリアをみると、西日本側が無駄遣い額が多い傾向にあるといえる。

一方で、最も無駄遣い額が少ないエリアは甲信越エリアの12,672円と、1位と約1万円近く差があることが明らかになった。

3.卒業したい無駄遣いとして、5割以上の人が「飲食費」と回答

今年卒業したい無駄遣いを聞いたところ、唯一過半数を超えたのが「飲食費(55.1%)」という結果となり、「衣類・ファッションアイテムの購入(26.7%)」「嗜好品の購入(20.7%)」「娯楽費(18.4%)」と変動費が上位を占める結果となった。

その他、「生活必需品でない電化製品や家電の購入(11.3%) 」、「まだ使える家具や家庭用品の買い替え(11.3%) 」、「利用していないサービスの年会費や年間パスの購入費など(11.3%) 」がランクインした。

4.半数以上の人が無駄遣いをしてしまう理由として「安いとつい買ってしまうから」と回答

無駄遣いをしてしまう理由として最も多いのは「安いとつい買ってしまうから(56.2%)」となった。その他の理由として、「ストレスや不安の解消になるから(35.7%)」、「欲望や衝動を抑えられないから(28.7%)」、「計画性がない、よく考えて購入しないから( 25.9 %)」、「無駄遣いと認識していないから(12.6%)」という結果となり、自己抑制ができないことが無駄遣いの主な原因であることがうかがえる。

5.近年の値上げラッシュをうけ、家計を節約するために行ったことで最も多いのは「外食を控えて内食を増やす」で、回答した人が約6割

近年の値上げラッシュをうけ、家計を節約するために行ったことで最も多いのは「外食を控えて内食(自炊)を増やす(59.1%)」という結果となった。卒業したい無駄遣いでは「飲食費(外食やコンビニでの飲食、フードデリバリーなど)」が1位となっており、外食を控えることで家計の負担を軽減しようとする動きが一層際立つ。

次いで「日用品の節約(58.0%)」、「食料品の節約(52.1%)」となった。日用品・食料品は値上品目数が多かったことから、このような結果に繋がったことが推察される。

一方で「火災保険の見直し」は9割近く(88.3%)の人が行っていないことが判明。さらに、約7割(74.6%)の人が、2024年度を目処に火災保険が値上げを予定していることを知らないと回答している。家計に余裕を持たせたい、節約をしたい人は火災保険の契約内容を見直してみてはいかがだろうか。

ファイナンシャルプランナー馬場 愛梨さんによる解説

近年はあらゆる商品の値上げが続き、「家計が苦しくなった」と感じている人も多いのではないでしょうか。今回の調査では「値上げの影響を受けている」「節約などの努力はしている」一方で、「無駄遣いをやめられない」という、一見矛盾のある、きわめて人間味のある結果が明らかになりました。では、無駄遣いを抑えて、うまく家計をやりくりするにはどうすればよいのか考えてみましょう。

■「無駄遣い予算」を決めてしまおう

無駄遣いゼロにするのは難しいことです。最初から高いハードルを設定すると挫折しやすくなってしまいます。いっそ「無駄遣いしてもOK」と割り切って、「ただし月に○円まで」と予算を決めるのも1つの方法です。

普段自分の支出を把握していない人や家計簿をつけていない人でも、「無駄遣いしたな」と思ったときに手帳などにメモして、あとから振り返れるようにしておけば充分です。まずは、自分が1ヶ月(1週間)にどれくらい無駄遣いしているのか、ざっくりと把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。しばらく続けていると、「自分はこういうときに無駄遣いしやすいな」という傾向が見えてきて、気を付けやすくなります。

■過度な節約は禁物

節約するなら、ひたすら全てを我慢するのではなく、お金を使うところと使わないところをはっきりと区別してメリハリをつけるのがおすすめです。「これだけは譲れない」「○○にはお金をいくら使ってもいい」というポイントが1つ決まっていれば、それ以外の何かが安く売られていても、惑わされずに済むでしょう。

適度な節約を心がけたい一方で、いきすぎると大きなストレスに繋がることもあるので注意が必要です。一生懸命「支出を抑えよう」と数円単位の細かい節約をいくつも実践していても、そのことがストレスになって衝動買いに走ってしまっては意味がありません。

■ストレスなく出費を抑えるには

ストレスなく出費を抑える方法として、前述の「メリハリをつける」以外でおすすめなのが「固定費の見直し」です。固定費とは、毎月一定額を継続して支払っていくタイプの出費のことです。たとえば、家賃や住宅ローン返済などの住居費、スマホ代やインターネット代などの通信費、保険料やサブスクリプションサービス(サブスク)の利用料金などが挙げられます。

食費、交際費、趣味代など固定費ではないもの(=変動費)の場合、節約しようと思うと、日々お金を使うたびに意識することになります。しかも節約した分、生活の質が下がることも多く、ストレスを感じる人も少なくありません。

しかし固定費は、一度見直しておけば、普段は意識しなくても節約効果がずっと続きます。しかも、契約内容を確認して不要なオプションを省いたり、あまり利用していないサブスクを解約したりしたからといって、生活の質が極端に下がることはないでしょう。さらに、何にいくら使ったのか、通帳やクレジットカードの明細などを見ればほぼ確実に把握できる点もメリットです。

■固定費の見直しをやってみよう

今回の調査によれば、固定費よりも変動費の節約に力を入れる人が多いようです。固定費の見直しは一定の知識が必要になったり手間がかかったりするため、意識しやすく手軽に節約できる変動費ばかりに目がいきがちです。ただ、まだ固定費を見直していない人は、一度じっくりと時間を取って、節約できる余地がないか確認してみるのがおすすめです。

たとえば、保険料を抑えたいと思ったら、保険証券などで現在の契約状況をチェックしてみましょう。「契約時から時間が経って状況が変わったのに、契約内容はそのままになっている」「よくわからない特約(オプション)がついている」といったケースも少なくありません。不要な分を外せば、保険料が安くなります。

特に火災保険は、2024年度を目途に値上がりする可能性があるため、節約をしたい人は火災保険の契約内容を見直してみてはいかがでしょうか。わからないことがあれば、保険会社のコールセンターなどに問い合わせてみましょう。

<調査概要:ソニー損保 無駄遣いに関する家計調査>
調査対象者:持ち家で火災保険に加入しているかつ2022年から現在まで家計管理に携わっている人
サンプル数:全国の20代~60代の男女800名
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2024年2月20日~2月22日

出典元:ソニー損害保険株式会社

構成/こじへい

酒、タバコ、ギャンブル、無駄遣い、脳神経専門医が指南するやめたくてもやめられない「ゾンビ習慣」からの脱け出し方

誰もが何かしら、『やめたい』と思っているのになかなか『やめられない』悪習慣を持っているもの。その悪習慣をゾンビ習慣と呼び、やみつきさせる脳の仕組みを解明、「エモーションシフト」という新メソッドを用いて、「今度こそ」やめられるコツとワザをわかりやすく解説した新刊が『「やめられない」を「やめる」本 -脱・依存脳-』が発売された。

『「やめられない」を「やめる」本 -脱・依存脳-』
著/山下あきこ(脳神経内科専門医) 

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自ら実体験した「やめられないをやめる」コツ

著者の山下あきこさんは、25年に渡り、脳神経内科の専門医としてさまざま疾病の診療にあたってきた。扱う疾病や症状は主に脳梗塞や認知症、頭痛、めまい、しびれなど。そして、その多くが、飲酒や喫煙、夜ふかしなど、「やめたいのにやめられない」悪しき生活習慣が原因になっているという。

例えばお酒の飲み過ぎで手足のしびれを起こしたり、食べ過ぎのせい糖尿病になったり、夜あかしが続いて頭痛やめまいを起こしたり……。そうした悪習慣や依存行動が病気をつくっているので、まずはその依存を解決することが、病気の予防や根本的治療になる、というのだ。

「今日からタバコをやめます!」と宣言したのに、その夕方にはタバコを買いに行く。「一週間お酒を飲まない」と決意したのに、3日後にはビールが冷蔵庫に並んでいる……。あなたの周りにそんな人はいないだろうか。実は山下さん自身も10年ほど前は同じだった。

「ところがある時、ひょんなことから禁煙に成功することができたんです。その成功がきっかけとなり次はお酒をやめました。さらにスナックやスイーツを食べる頻度もかなり減りました。さらにさらに早起きが苦手だった私が、毎朝5時に起きるようになったんです。もちろん、あっさり到達できたというわけではありません。とはいえ、ひたすら我慢と根性で頑張ったというわけでありません。私は最初の禁煙で「やめるコツ」を掴んだから、『やめられない』を『やめる』ことができたのです」(山下さん)

こうした自らの体験に加え、豊富な診療経験から得た知見とエビデンスデータを交え、具体的な克服術を指南するのが本書。本書では一度習慣になるとその行動について深く考えず、ただただやり続ける、健康を害しても人間関係が破綻してもやり続けてしまうこの悪習慣を「ゾンビ習慣」と呼び、ゾンビ習慣を撃退するテクニックを実際の診療事例をもとにした10人の依存ストーリーと共にわかりやすく解説する。

「今年こそ、やめたい!」「今年こそ、変わりたい」と思っている方に、ぜひとも手に取っていただきたい1冊だ。

ゾンビ習慣から「今度こそ」抜けだすノウハウが満載

■CONTENTS

◆第1章 人をだめにするやめられない習慣=ゾンビ習慣とは

心と体を蝕む「ゾンビ習慣」/依存の種類 その(1)物質依存/物質依存の代表例(1)〈アルコール〉/(2)〈ニコチン〉/(3)〈甘味料・グルテン・油脂〉/依存の種類 その(2)プロセス依存 

◆第2章 ゾンビ習慣「やめたいのにやめられない」のはなぜ? 

ゾンビ習慣に支配される脳の仕組み/人は「幸福貯金」がなくなると快楽で借金をする/悪習慣にはドーパミンが関係している/感情が習慣を作る/ゾンビ習慣にハマる人、ハマらない人

◆第3章 どうしたらゾンビ習慣から抜け出せる? 

脳ホルモンを利用/悪習慣を良い習慣に置き換える/「エモーションシフト」の新常識と実践

◆第4章 「やめたい習慣」別 依存しにくい脳の作り方と行動例 

ゾンビ習慣にかわる新しい習慣 (1)脱・物質依存 (2)プロセス依存 (3)すべての依存

◆第5章 ゾンビ習慣=「依存」脱却で待ち受ける未来 

新しい習慣を身につけて自分を好きになる/自分が変わると周りも変わる/新しい習慣を定着させる技術

◆COLUMN  Dr.あきこの依存診察室  様々な依存に悩む10人のストーリー

(著者プロフィール)

PROFILE
医学博士、内科医、脳神経内科専門医、抗加齢医学専門医
山下あきこさん

1974年佐賀県生まれ。1999年川崎医科大学卒業、福岡大学病院脳神経内科を経て、米フロリダ州メイヨークリニック留学。佐賀県如水会今村病院勤務。人々が健康づくりを楽しむ社会を目指し、2016年、(株)マインドフルヘルスを設立。アンチエイジング医学、脳科学、マインドフルネス、コーチングを取り入れたセミナー、企業研修、健康コンサルティング等を行う。著書に『やせる呼吸』(二見書房)、『こうすれば、夜中に目覚めずぐっすり眠れる』(共栄書房)、『死ぬまで若々しく元気に生きるための賢い食べ方』(あさ出版)、『悪習慣の罠』(扶桑社)。

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