現代人にとってスマホはもはや生活必需品。その需要は、若い世代はもちろんのこと、シニア世代にも着実に広がっているようだ。
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、シニアのスマホ所有率に関する調査レポートを発表した。
本調査は、全国の60~84歳男女を対象に行われ、1,130の有効回答を得た。
1. 60代9割超、70代8割超、80代前半6割超がスマホを所有
全国のシニアのスマホ・従来型のケータイ(いわゆるガラケー)の所有率は、図1の通り。スマホの所有率は60代で9割を超え、70代でも8割を超えている。また今回初めて調査を行った80代前半は、6割超となった。多くのシニアがスマホを持っている状況が見て取れる。
なお、スマホ・従来型のケータイ・どちらも未所有を足して、100%を超えるのは、少数だが、スマホ・従来型のケータイをどちらとも所有している人がいるためだ。
図1. スマホ・従来型のケータイ所有率
2. 70代で初めてスマホ所有率が8割を超える
2015年から調査を行っている、関東のシニアのスマホ所有率の経年推移を見ていく。図3は70代だが、初めて8割を超えた。
図2. 60代スマホ・従来型ケータイ所有率推移
図3. 70代スマホ・従来型ケータイ所有率推移