SNSを駆使する設備屋の野望とは?
かわちゃんさんのXを見ると、プロフ欄にこんな文言がある。
『注意喚起のための水回りの動画あげてます。動画が消えたら圧力がかかったと思ってください』
なぜそこまでして彼は実験、検証しているのか?設備屋代表として果敢に攻めた投稿のワケ、SNSのメリットを聞いた。
――SNSを始めたきっかけは?
「宣伝のためですね。SNSのおかげで多数メディアに取り上げていただいているので会社の宣伝にもなりますし。もともとはコロナ禍で時間が少しできたことを機に始めたんですが、実は「マツコの知らない世界」に出演できないかなという邪な気持ちもありました笑」
――投稿するメリットは?
「仕事を頂けたり協力業者さんが来たり、問屋さんに営業してもらえることですね。ただ、気をつけているのは個人的な食事などプライベートな投稿や引用リツイートで人を叩く事だけは避けるようにしています。あくまで誰かのためになる投稿をしたいと思っているので」
かわちゃんさんが投稿する役立つ情報は、自社に寄せられた修理の問い合わせを元に一般の方がどんなことを知りたいかを想像して発信しているという。
とにかく、お客さまファーストなSNS。だからこそ彼の投稿は反響を呼び、動画が拡散されるのだろう。もちろん彼には話題になりそうな“バズる秘訣“もある。
「自分で調べても分からないことや失敗談、トラブルなどは特に伸びやすいと思います。それを紹介するだけでなく、見た人の学びになるような情報を心がけて発信しています」
〈バズりポスト集〉
今後SNSで挑戦したいこと、また企業としての展望を聞いた。
「SNSではこれからも検証系を増やしていきたいです。困っている人のためになりたいので。自分は何がしたいのか?という目的から逆算して考えるのがずっと大事だと思っていて、それがバズるネタに繋がり、皆さんの役に立つものだと思っています」
「会社的には埼玉で5店舗のショールームを作りたいとも思っています。埼玉を制覇したいんですよね。都心では厳しくても勝てる市場を見極めてジワジワと自社の強さを広めていきたいですね」
文/太田ポーシャ