日本では2014年に登場し、今年で10周年を迎えたフィリップモリス ジャパンの加熱式たばこ「IQOS」が、新型となる「IQOS イルマ i シリーズ」を発表した。世界に先駆け、最上位モデル「IQOS イルマ i プライム 」、定番モデル「IQO S イルマ i 」、オールインワンモデル「IQOS イルマ i ワン」の3機種が日本で先行発売される。
『IQOS』ユーザーの〝あったらいいな〟を4機能で実現!よりフレキシブルな使い方が可能に!
前作の『IQOS イルマ』と同様、3タイプをラインナップ。充電時間、使用できる専用たばこ、価格にも変更はないが、「IQOS イルマ i シリーズ」になって機能面は大きく進化し、新たに利便性を高める4つの新機能が追加された。
(1)必要な情報を一目で確認できる「タッチスクリーン」
新たに採用されたタッチスクリーンで、加熱ステータス(加熱中、完了)、残りの使用時間、残りの使用本数(1本または2本)が簡単に確認できる。
(2)中断したところから再開できる「ポーズモード」
使用中に最大8分間の一時停止が可能に。例えば、使用時に突然仕事先から連絡が入っても中断をすることで、スティックをムダにすることはない。パフォーマンスモードで使用開始後、最初の3分または8口(パフ)に達する前に一時停止が可能。一時停止した場合は、一時停止をしたスティックを含めて2本まで連続使用できる。
(3)ユーザーのペースで使える「フレックスパフ」
ユーザーの使い方に合わせ、使用開始から6分間以内であれば、初期設定の14口(パフ)に加え、さらに4口(パフ)を追加できる機能。最長6分間の中でより長く使用することが可能になる。システムによって制御されているため、ユーザーが設定することはできない。
(4)ホルダーのバッテリーの設定を選べる「フレックスバッテリー」
使用スタイルに合わせてバッテリーをパフォーマンスモードとエコモードに設定が可能。パフォーマンスモードなら最大3スティックまでホルダーの連続使用できるので、『IQOS イルマ i プライム』と『IQOS イルマ i』の連続使用回数が、これまでの最大2回から3回に増えた。またエコモードを使い、ホルダーを1スティックだけに設定すると、ホルダーのバッテリー寿命を最長1年間延長できる。
タッチスクリーンはスワイプで操作ができるので直感的に使える。
「IQOS イルマ i プライム」、定番モデル「IQO S イルマ i」は4機能すべてに対応。2機種の違いは、主に本体のデザインとカラーとなる。「IQOS イルマ i プライム」のポケットチャージャーは、光沢感のあるアルミ製ボディに、合皮レザーやファブリックのラップカバーが付き、上質感を実現。「IQO S イルマ i」は手のひらにフィットする丸みのあるポケットチャージャーと、片手で開閉しやすい側面ドア、 ペン型ホルダーが特徴で、ポケットチャージャーはプラスチック製。組み合わせられるアクセサリーの種類も機種ごとに変わってくる。
20本連続使用ができる「IQOS イルマ i ワン」は、「フレックスパフ」のみに対応。ただ、これまで上位2機種だけに搭載されていた、使用前にボタン操作の要らないオートスタート機能が、本シリーズから初めて採用されている。
また3種類ともにスマートコア・インダクション・システムを搭載。燃焼させず内側からたばこ葉を加熱するため、使用後のクリーニングは不要。従来の使いやすさがさらにブラッシュアップされた印象だ。
2024年3月13日から「IQOSオンラインストア」、全国7店舗の「IQOSストア」などで発売中。2024年4月16日から全国の主要コンビニエンスストア、一部のたばこ取扱店で順次発売する。
PMIのヤツェック・オルザックCEOが来日!煙のない社会実現に向けさらなる推進を目指す
新製品発表会に登壇したフィリップ モリス インターナショナルのヤツェック・オルザックCEO。
都内で開催された『IQOS イルマ i 』シリーズの発表会には、この日のために来日したフィリップ モリス インターナショナル(PMI)のヤツェック・オルザックCEOが登壇した。
会見では世界の「アイコス」ユーザー数は2023年12月末時点で約2860万人にのぼり、うち日本人ユーザーは約3割にあたる850万人に到達していると報告。
「これからも、喫煙を継続する意思のある成人喫煙者が、より良い新たな選択肢として、煙のない社会への道に繋がるように支援していきたいと思います。2030年までに、純売上高の3分の2が煙の出ない製品からなる、煙のない社会を目指す企業として、推進していきたます」と力強く語った。
取材・文/安藤政弘