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電通がSNS用のマンガやアニメ風動画を簡単に作成できるマーケティングツール「MAFA」を開発

2024.03.22

電通は、企業がSNSなどのマーケティング活動で使用するマンガ・アニメ風の動画を、PCにインストールしたアプリで簡単に作成できるマーケティングツール「MAFA(Manga Anime For All)」を開発した。

ゲッティイメージズの生成AIによる権利がクリアされた背景作成も可能

この「MAFA」は、世界有数のビジュアルコンテンツクリエイターおよびマーケットプレイスであるGetty Imagesの日本法人、ゲッティイメージズ ジャパンが提供する「生成AI by Getty Images」(※1)を搭載した国内初のマーケティングツールであり、動画の背景を生成AIで作成できるようになる。

当面は同社が顧客企業向けのサービスに本ツールを活用して、スピーディで柔軟なコミュニケーション展開を支援していくという。

2024年内はPoC価格でのトライアル企業も募集(先着10社)。2025年以降は、企業や一般にも使えるサービスとして、公開・提供される予定だ。

■機能紹介動画はこちらから〜動画編集経験の少ない人が「MAFA」を使用して作成

「頻度重視コンテンツ」を各種コストを抑えながら魅力的かつ大量に制作・発信

企業のマーケティングにおいては、テレビCMや長編動画のように、ブランドイメージ醸成のために時間とコストをかけて制作する「品質重視コンテンツ」と、SNS投稿やバナー広告のように、タイムリーかつコンスタントに発信することで生活者との接点・絆作りをするための「頻度重視コンテンツ」の双方が必要だ。

2018年に複数の有力アニメスタジオと連携し立ち上げた「電通ジャパニメーションスタジオ」(※2)では、前者のような高品質アニメ制作を推進する一方、近年ますますニーズが高まっている「頻度重視コンテンツ」を、できるだけ時間・労力・コストを抑えながら、より魅力的かつ大量に制作・発信できるようにすることが課題となっていたという。

そんな中、誕生した「MAFA」は、誰でも簡単に、SNSやバナー広告で活用可能なマンガ・アニメ風の動画を作成できるツール。

手中としては、まず人気の漫画家やイラストレーターとともに、企業やブランドに合致した魅力的なキャラクターを開発(既存のキャラクターの活用も可能)。

そのキャラクターを3DCG化して「MAFA」に取り込むと、モーション、吹き出し、背景などが選択でき、メッセージを入力するだけで、簡単にオリジナルのマンガ素材・アニメ素材を作ることができる。

背景は、ゲッティイメージズのライセンス取得済の膨大なクリエイティブライブラリ(独占プレミアムコンテンツを含む)のみを学習。

NVIDIA Picasso(※3)を活用して構築されたAIが画像を自動生成してくれる「生成AI by Getty Images」と連携しており、クオリティが高く、安全に商用利用が可能な画像を作成することができる(※4)。

<「MAFA」のサンプル画面>

「人」の持つ力と「技術」を掛け合わせて可能性を拡張

マンガやアニメは、文章のみの発信よりも注目を集めやすく、伝えたいことがより伝わりやすくなる非常に優れたコミュニケーション手段の一つだ。

「MAFA」は、マンガやアニメの制作過程をすべてシステムで完結するのではなく、イラストレーターやクリエイターなど「人」の持つ力と「技術」の掛け合わせによって、その可能性を拡張していくことを目指したもの。

新たにキャラクターを作成してマンガやアニメを発信していくことはもちろん、すでにキャラクターを持っている企業や団体の発信においても、「MAFA」を活用することで、スピーディかつ低コストで、魅力的なコンテンツを制作することが可能になる。

また、同社では「企業1社が「MAFA」を使用するごとに、社会貢献活動を行うNPO1社が無料で「MAFA」を活用できるような取り組みも実施し、マンガ・アニメの裾野拡大に貢献していきます」というアナウンスも行なっている。

事前に、同社社員を対象にした実証実験で瞳孔反応測定を行ったところ、「MAFA」でのキャラクター選びやコメント入力、全体のストーリー構成、完成形の確認時などに特に注目度・興味度が上昇。

楽しみながら利用できるツールであることが、測定結果からも確認できたという。

同社では「れからも、コンテンツパワーの拡張を通じて、顧客企業のマーケティング活動の高度化や、生活者の体験価値の向上に貢献していきます」とコメントしている。

関連情報
https://www.dentsu.co.jp/news/business/2024/0319-010701.html

構成/清水眞希

※1 「生成AI by Getty Images」は、ゲッティ イメージズの膨大なライセンス取得済のクリエイティブライブラリ画像(独占プレミアムコンテンツを含む)のみを使用してトレーニングされています。コントリビューターには、トレーニングセットにコントリビューターのコンテンツが含まれる場合、継続的に報酬が支払われます。詳細は「生成AI by Getty Images」(https://www.gettyimages.com/ai/generation/about)をチェック。
※2 2018年設立。国内の有力アニメスタジオと連携し、企業・団体および商品・サービスのブランドの魅力を高めるオリジナルの映像コンテンツをアニメーションで制作する、電通グループ横断組織「Dentsu Japanimation Studio」(電通ジャパニメーションスタジオ)。アニメーション活用によるソリューションを体系化することで、国内外の企業・団体が抱えるブランディングなどのマーケティング課題に対応。
※3 ビジュアルデザイン用生成AIモデルのファウンドリ(開発者向けプラットフォーム)。「生成AI by Getty Images」は、その一部である最先端のEdifyモデルアーキテクチャでトレーニングされています。
※4 電通は、AIの活用に関するガイドラインの策定や全社的な社内研修を実施するなど、「責任あるAI」を目指した取り組みを強化しています。

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