DIME MAGAZINE
違反の90％が通行区分違反と信号無視
2023年7月1日から電動キックボードの改正道路交通法が施行され、もうすぐ1年を迎えようとしている。警察庁の発表によれば、特定小型原動機付自転車の違反は通行区分違反が最も多いとされている。Luup社長兼CEO 岡井大輝氏によると「これは本来車道の左端を走行しなければならないのに、路上駐車が多い道で、時速6kmモードに切り替えずに歩道を走行するケースですね。これに信号無視を合わせると全違反の90％を占めています。どちらも本人が認識した上での違反なので、アカウント凍結などの方法で違反をやめる気持ちになってもらおうと思います」
その一方で物理的に通行区分違反を減らすために、電動キックボード向きのルートを表示するナビ機能の搭載を決めたという。「意図せず違反をしてしまう、または走行環境が悪いので歩道に入ってしまうという人を抑止するのが今回の目的です。ヒアリングしてみると83％の人が自転車や電動キックボードで走りづらいと感じたことがあり、その中の68％が路上駐車が多くて左端から車道にふくれないと走れない。あとは大通りを走行するとスピードの速い車やバイクの量が多くて怖いという意見です」
ユーザーヒアリングでは大通りを避けて交通量の少ないルートを走りたいなどナビゲーションで解決可能な不安が寄せられていた
83％の人が電動キックボードや自転車で車道を走りづらいと感じている
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