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今年はレンズが豊作!カメラの祭典「CP+2024」で見つけた注目アイテム20選

2024.03.20

手持ちで1200mmが使えるOM SYSTEM

カメラボディだけでなくレンズも小型軽量化の恩恵を受けられるのが、マイクロフォーサーズシステムである。OM SYSTEMはフラッグシップモデル「OM-1 MarkII」と手持ちで1200mmを実現した「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」のペアを展示。カメラとレンズの合計重量は2668gで、Canonのフルサイズ1200mmレンズの約3340gと比較すれば大幅に軽く実際に手持ちで撮影できる。これは鳥、鉄道、航空機、スポーツ撮影などで超望遠レンズを必要としていた人には見逃せない超望遠ズームだ。

カメラのロゴもOLYMPUSからOM SYSTEMになった

OM-1 MarkII+150-600mmにドットサイトを加えた展示機。付属品の三脚座はアルカスイス対応だ

リニューアルしてII型になった「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II」。超小型軽量で18-36mm相当の超広角ズーム。重量はわずか154g

沈胴式なので収納時は全長を短くできる。付属フードは角形から、より効果のある花形に変更された

SONYからは大口径標準ズーム24‐50mm F2.8

ソニーはCP+初日に発表、国内初展示となるEマウントGレンズが登場。重さ約440gで24‐50mmのズーム全域で開放絞り値F2.8。11枚羽根の円形絞りを採用して美しくやわらかなボケを実現したという。同日にパナソニックもLマウント用のフルサイズレンズ「LUMIX S 28‐200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」を発表した。こちらも重量約413gと軽量で、広角端で最短距離0.14mのハーフマクロ撮影に対応している。

アウトドアを再現したスタジオなどユニークな展示をおこなったソニーブース

絞りリングを搭載、絞りクリックのON/OFF、フォーカスモードスイッチなどがあり、さすがGレンズと思わせる高級感が漂う

AF用にリニアモーターを2基搭載して、秒120コマの高速連写時もAF/AEに追従できる

大量の参考展示があったLeofoto

私も自由雲台とビデオ雲台を愛用しているレオフォトからは、多くの新製品が登場した。昨日、届いたばかりで詳細不明のまま並べられたというレアな参考展示もあった。

三脚と雲台が所狭しと置かれたレオフォトブース

USB充電で使える電動式ブロワーを参考展示。風力は3段階切り替えだった

ギア雲台の「G4 Pro」はクランプ部のパンニングをギア化している

「GW-01」は3軸がギア調整になったギア雲台で2か所に水準器を搭載

参考展示のギア雲台「G6」は大型機材用でより細かい調整ができるようになったという

最速メモリーを目指すSUNEAST

SUNEASTは2017年に設立された旭東エレクトロニクスが作るSSDやメモリーカードのブランドで、ハイスペックで注目を集めている。今回も高性能なCFexpress Type Bカードやバックアップ用のポータブルSSDなどを参考展示していた。CFexpress 4.0 Type Bに関しては6月以降の発売を予定、CFexpress 2.0 Type BでVPG400対応カードも発売予定だという。

SUNEAST ULTIMATE PROは日本国内ブランドで、主にメモリーカードを開発、製造、販売している

参考展示されたCFexpress 4.0 Type BやポータブルSSD、カードリーダー

左上のUSB3.2 Gen2×2は発売中、右上のMafSafe対応SSD「Pita」は6月にマクアケで公開予定。下段のCFexpress Type Bカードに関しては、どちらも6月以降の発売を予定している

SDXC UHS‐Cカードでは書き込み最大速度280MB/sを実現。さらにpSLC方式採用を明記しているのだ

こちらはSynologyの写真向けNAS「BeeStation」。ハコスパで4TBのHDD搭載済みのため簡単にセットアップできる。4万円前後で発売中

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