トヨタ『カローラ クロス』
エンジンルーム直列4気筒ガソリンエンジンは1.8Lをキープ。2000回転前後でアクセルオフした時の唸り音が少し気になった。燃費は向上している。
運転席と各種装備ハンドルの向こう側にあるメーター類や横型のナビ画面、変速用ミッションなど、どの装備を見てもコンサバな印象がある。
シートスペース少し高めの着座位置からはボンネットが見えるので全体がつかみやすい。後席は低めの着座位置で前席の圧迫感がある。
ラゲージスペース奥行きは『レヴォーグ』より約200mm短く、左右幅も5~15mm狭い。床面は開口部より70mm下にある。トノカバーは高さが550mmもある。
【 ココがポイント!】いつでも遠出したくなる圧倒的な燃費性能2023年10月のマイナーチェンジで、ハイブリッドモデルは電動モジュールを刷新したシステムを採用し、低燃費・高出力化を実現。燃費に関してはWLTCモードで26.4km/Lを達成している。
【 ココがポイント!】ミシュラン製タイヤを装着し乗り心地を追求乗り心地とハンドリングを向上させるため、トヨタが注目したのがタイヤの選択。試乗車にはミシュランの高性能タイヤ『プレマシー4』の225/50R18タイヤが装着されていた。
走りを重視するなら『レヴォーグ』、実用性重視なら『カローラ クロス』
SUBARU『レヴォーグ』
[運動性能]1.8Lガソリンターボは5800回転まで回り、8速マニュアルモードを駆使すればスポーツドライビングも可能。17点
[居住性]やや高めの着座位置だが圧迫感はない。後席はやや低めの着座位置で頭上も広々。サブトランクも広い。19点
[装備の充実度]「アイサイト」は新世代に進化。マルチビューモニターも3Dビューなど死角を減らす工夫で安全性能を強化。19点
[デザイン]『レヴォーグ』から始まったスポーティーなクーペワゴンスタイル。次々と発表されるモデルも同じようなデザイン。18点
[爽快感]運転のしやすさ、切り替えられるトルクの盛り上がりなど、気分によってはっきりと使い分けられる楽しさがある。18点
[評価点数]91点
トヨタ『カローラ クロス』
[運動性能]パワー/エコ/ノーマルの3モードを用意。パワーモードは全体に重めの操舵力をキープし乗り心地も硬めの印象。18点
[居住性]居住性は確保できるが後席の圧迫感は大きめ。ツマ先は前席の座面下に入れやすいので走行中でもリラックスできる。18点
[装備の充実度]上級車は標準装備が多い。今回の改良で安全装備、コネクテッド機能を充実させた。対歩行者用の配慮も充実している。19点
[デザイン]トヨタの他のSUV『ヤリス クロス』『RAV4』『ハリアー』と比べてもそれぞれの顔を持ち、共通の雰囲気が感じられる。19点
[爽快感]ドライブモードは切り替えられるが、パドルシフトがないためスポーティーな走りの志向は感じられない。18点
[評価点数]92点
取材・文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
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