現在、結婚した夫婦の離婚率は35パーセント前後で推移している。継続していた結婚生活を終了させるというのは、大変な労力を伴うことは想像に難くない。では実際に離婚した人たちのその後の生活はどのように変化したのだろうか。
離婚の課題解決型マッチングメディア『リコ活』を運営するリライフテクノロジーは、離婚経験者を対象に「離婚後の人生の歩み」に関する調査を実施した。
離婚後の幸福度は上昇傾向!約7割が離婚前よりも離婚後の方が幸福度が高いと回答
「離婚を経て、一番変わったと思うことは何ですか?」と質問したところ、『生活スタイル(38.2%)』と回答した人が最も多く、次いで『精神面(20.5%)』『家計(14.5%)』と続いたので、寄せられたコメントも合わせてお伝えしよう。
■離婚後具体的にどのような変化があった?
・ストレスを感じること無く子供と毎日充実した日々をおくれていること(30代/女性/愛知県)
・子どもを育てて守っていくために自分で決定することがほぼなので決断力が身についたと思う(40代/女性/福岡県)
・モラハラから解放されて、健やかになった(40代/女性/岡山県)
・社会で働く厳しさを学んだ(50代/女性/千葉県)
離婚してストレスが減ったという回答が多く寄せられた一方、金銭面は厳しくなったという回答も複数見られた。
次に「離婚後、良かったと思ったことは何ですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『ストレスが軽減された(50.5%)』と回答した人が最も多く、次いで『身軽になった(49.6%)』『自分の自由な時間が増えた(39.1%)』と続いた。
では、離婚後、辛かたことはどのようなものがあるのだろう。「離婚後、辛かったことは何ですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『特にない(34.1%)』と回答した人が最も多く、次いで『家計が苦しくなった(24.7%)』『子どもとの時間が減った(18.6%)』と続いた。
ストレスから解放され精神衛生上よい点があったと感じている人が多いことがわかった。一方、経済面や働く時間が増えたことにより苦労した人がいることも明らかに。
続いて、離婚前から離婚後、時間が経ってからの幸福度の推移を伺ったところ、『離婚前よりも離婚直後の方が高い(16.3%)』『離婚前よりも現在の方が高い(54.0%)』という結果に。
約7割の人が、離婚前よりも離婚後の方が幸福度が高いと回答した。さらに、離婚直後よりも現在の方が幸福度が高いことも明らかになった。