学生、社会人問わず、オンラインでの講義や会議などイヤホンを使用する機会が増えており、音楽鑑賞以外のシーンにもスマホやタブレットでの動画鑑賞など、イヤホンが必要とされるライフスタイルが広がってきている。
パナソニックは、新生活シーズンを前に、多様化するイヤホンの使用実態を探るべく「イヤホンの使用実態に関する調査」を実施した。
所有しているイヤホンのタイプ、所有数が多いのは有線タイプだが、普段使いされているのはワイヤレスタイプ
まずは、「イヤホン(有線・無線問わず)をいくつ持っているか」聞いたところ、「2個」の回答数が38.8%と最も高く、「3個」「4個以上」の回答と合わせると、61.3%と過半数を超えた。2個以上の複数所有している人が多数派となっている現状が分かる。
続いて、「所有しているイヤホンのタイプ」を接続方法について聞いたところ、「有線タイプ」(58.7%)、「無線/完全独立型」(51.7%)、「無線/左右一体型」(42.5%)の順に。
さらに、「使用頻度が最も高いのはどのタイプか」を聞いた質問では、「無線/完全独立型」(45.2%)が半数に迫り、「無線/左右一体型」(28.3%)と合わせると、7割以上となった。
前問と合わせてみると、スマートフォン購入時などに有線型イヤホンが付属品としてついてくることもあり、所有しているものは有線タイプが多いものの、普段使用しているのはワイヤレスタイプが主流となっている様子がうかがえる。
20代社会人の回答は、「無線/完全独立型」(52.5%)と過半数となり、「無線/左右一体型」(28.0%)を合わせると約8割もの人がワイヤレスタイプをメインに使用していることが判明。
「これまで使用してきたイヤホンの平均使用年数」を聞いたところ、「1年以上3年未満」の回答が合わせて57.5%となった。
比較的長く使用している様子がうかがえ、ファッションアイテムのように短サイクルで買い替えるのではなく、壊れたり不具合が起きるまで使用しているようだ。
続いて、有線タイプと無線タイプのイヤホンについて、それぞれのイメージを調査。
「有線タイプイヤホンについて感じること」で最も多かった回答は、「コードがわずらわしい」(45.3%)となり、次いで「接続が安定している」(31.3%)、「比較的安価」(29.2%)、となり、有線であることのデメリットを感じながらも、安定性や価格面で選ばれていると考えられる。
「無線タイプについて感じること」については、「比較的高価」(35.2%)という回答が高ポイントとなりながらも、「かっこいい」(20.8%)、「高品質」(17.7%)と有線タイプではポイントの低かった項目で、高ポイントとなっていた。