DIME MAGAZINE
去る2024年3月13日、麻布台ヒルズ（東京、港区）に、アマングループの『ジャヌ』ブランドとして世界初となるホテル、「ジャヌ東京」が開業した。
サンスクリット語で「魂」を意味する『ジャヌ』は、姉妹ブランド『アマン』のDNAを引き継ぎながら、アマンの心地よい静寂とは対照的に、活気に満ちたエネルギー、遊び心、そして「つながり」をコンセプトに、革新的な独自のホスピタリティが提供される。
ジャヌ東京
世界12か所で展開予定のジャヌプロジェクトの第一弾として開業
アマングループ会長兼CEOのヴラッド・ドロニン氏は、今回の開業に際して次のように語っている。
「ジャヌ東京の開業は、アマングループの比類ないラグジュアリーホスピタリティの地位を、さらに確固たるものにしたと考えています。アマングループは常に、深い情熱をもって、世界各地のアマンのホテルとリゾートにご滞在されるお客さま（通称アマンジャンキー）を最優先に、ラグジュアリーホスピタリティを体現してきました。
そして私たちは、ジャヌ東京の開業とともに、新たな時代へのステップを踏み出しました。『ジャヌ』ブランドの設立は、近年の旅行者のニーズに寄り添い、進化していくというコミットメントの表れです。特に次世代のアマンジャンキーは、活気に溢れたエネルギーや、真の人と人のつながりを追求しています。ジャヌ東京は、この変革の先頭に立ち、新しいお客さま層を歓迎し、思い出に残る体験をご提供します」
■宿泊客一人ひとりのソーシャルウェルネスの実現をサポート
ジャヌ東京のウェルネスへの取り組みは、4フロアにわたる多様なウェルネス＆スパ施設「ジャヌ ウェルネス」から始まり、宿泊客一人ひとりのソーシャルウェルネスの実現をサポートしていく。
具体的な施設としては、都内ホテル最大級のジム(340平方m)に加え、スピニングバイク、エアリアルヨガ、シミュレーションゴルフ、ボクシングなど、グループエクササイズ用の5つのムーブメントスタジオを完備。
プール
25mのインドア温水プールとラウンジプールを備えた、アートギャラリーのような美しさの広々としたハイドロセラピー＆サーマルエリアは、リラクゼーションの場としても活用できる。
ヨガや呼吸法などのマインドフル（内側にフォーカスする）なプログラムから、国内のホテルでは初となる、最新のフィットネスマシン「Outrace 」や「Skill X 」を使用した本格的なクラスまで、様々なグループセッションが毎日8〜12クラス用意される。
ジャヌ ウェルネスでは、よりマインドフルなアプローチを追求される人のために、4名までの貸切予約が可能な2つのシグネチャー スパハウスも完備。
そのほか、コンサルテーションルーム、ヘア＆ネイルサロン、多様なジャヌ セラピーが受けられる7つのプライベートトリートメントルームも設置している。
ホテル宿泊者以外のゲストには、「ジャヌ東京 ウェルネスコレクティブ」のメンバーシップが用意されている。
さらに、ジャヌ東京の1階には、アマンのホテルやリゾート以外で初となる、「アマン エッセンシャルズ ブティック」が2店舗併設。
一つはアマン エッセンシャルズのライフスタイルコレクションより、レザーグッズ、レディ トゥ ウェアアイテム、カシミア、キャンドル、上質なフレグランスなど、厳選されたラインアップを用意。
もう一つはビューティ＆ウェルネスに特化した、アマンスキンケア専用のブティックだ。アマン エッセンシャルズ ブティックは、地域の人や、ビジターも、気軽に立ち寄ることができる。
■ダイニングやソーシャルシーンで利用できる8つの多彩なレストラン＆バー
圧巻のウェルネス施設やブティックのみならず、ジャヌ東京をさらに盛り上げるのが、ダイニングやソーシャルシーンで利用できる8つの多彩なレストラン＆バーだ。
ジャヌ メルカート
クラシックなイタリアの市場をコンセプトにした、オールデイダイニング「ジャヌ メルカート」には、季節にあわせた自家製生パスタ、新鮮なシーフード、そしてヨーロッパの食文化には欠かせないシャルキュトリーやチーズを提供する3つのライブキッチンがあり、賑やかにダイニングシーンを盛り上げる。
「ジャヌ パティスリー」では、大理石のエレガントな空間で、アートフルなパリのペストリーカルチャーを体験できる。
長年の歴史を持つ江戸前鮨の伝統を再解釈して誕生した鮨店「飯倉（いいぐら）」は、おまかせコースをメインに提供。
別棟3階に位置する「SUMI」では、13席のカウンター席で、シェフが厳選した旬のオーガニック食材を中心に、伝統的な炭火焼きを現代風にアレンジし、プレミアムワインや日本酒のペアリングとおまかせコースで提供される。SUMIは、ディナータイムのみの営業となっている。
ジャヌ グリル
虎景軒
他にも壮観なライブキッチン、2つの大型ワインセラー、2つのプライベートダイニングルームを備えた「ジャヌ グリル」や、最大10名まで着席可能な4つの個室を有し、北京ダックをはじめ、本場の点心師によるバラエティ豊かな点心や、和牛フィレ肉、ヴィーガン対応のメニューを含む、60種類以上のアラカルトメニューをご提供する「虎景軒（フージン）」など、多彩なレストランが揃っている。
ジャヌ ラウンジ ＆ ガーデンテラス
東京タワーを臨む、高い天井と大きなランプシェードが映えるダイナミックな「ジャヌ ラウンジ ＆ ガーデンテラス」では、四季折々の食材を使った、アフタヌーンティーを楽しめる。
隣接する「ジャヌ バー」では、日本を代表するミクソロジストのひとり、南雲主宇三氏監修による、麻布台や銀座、浅草など、東京8つの街からインスパイアされた、シグネチャーカクテルが提供される。
■ゲストルームとスイートは6階から13階までの8フロアで展開
ゲストルーム
6階から13階までの8フロアにわたるゲストルームとスイートは、コンテンポラリーなエレガンスを追求し、55平方mから最大284平方mの広さが用意されている。
緻密に設計された客室は、日本のミニマリズムとシンメトリーにフォーカスし、都会の活気の中に、空間とエネルギーの調和を生み出している。
さらにヨーロッパのアクセントを加え、贅沢さと優雅さを備えたデザインに仕上げられており、多くの客室にはプライベートバルコニーを持ち、都心のスカイラインを一望できる。
また、「コーナースイート」と「タワービュースイート」などでは、二面にわたるシンボリックな東京の眺望を楽しめるという。
コネクティングルームも多数ご用意しており、グループや家族での旅行に、シームレスなつながりを演出する。
すべての客室には、ダブルシンクの洗面台、レインシャワー、特注のバスタブを備えた広々としたバスルームがあり、美しく光を通すスライド式の間仕切りの壁がベッドルームとの間にプライバシーをもたらす。
便利なダブルクローゼットと、魅力的なリビングエリアも備わり、心地よい空間を創り上げている。
フロントデスク
■284平方mの広さを誇る「ジャヌスイート」
「ジャヌスイート」はホテル最大面積で、284平方mの広さを誇る。2つのプライベートバルコニーからは東京タワーと麻布台ヒルズの景色が望めるほか、カウンター付きのモダンなキッチンとバーカウンター、6名まで利用いただけるダイニングテーブル、独立した書斎とライブラリー、ゆったりとしたラウンジを備え、自宅のようにくつろげるラグジュアリーな空間を演出している。
隣接するスイートを含む3つの客室とコネクトすると、総面積は519平方mとなり、都内ラグジュアリーホテルのスイートで、最大の広さとなる。
「ジャヌ東京」概要
名称：ジャヌ東京
所在地：〒106-0041 東京都港区麻布台1-2-2
関連情報
https://www.janu.com/janu-tokyo/ja/
構成／清水眞希
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