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開発現場でよく聞くビジネス用語「リーンスタートアップ」とはどういう意味?

2024.05.06

ビジネス用語には、起業の本場・シリコンバレーを発祥とする言葉も少なくない。「リーンスタートアップ」も、そんなビジネスシーンで多用される言葉の一つだ。スタートアップと聞くと、起業スタイルの一種をイメージしがちだが、リーンスタートアップは起業だけでなく、製品・サービスの開発や現場のマネジメントにも使われる。

そこで本記事では、リーンスタートアップの意味や由来、ビジネスシーンにおける具体的な事例などを解説する。

リーンスタートアップをわかりやすく言うと?

リーンスタートアップ(英:Lean startup)は、「引き締まった」「無駄のない」を意味する形容詞「lean」と、「起業」「新会社」を意味する名詞「start-up」が合わさった言葉。シリコンバレーを発祥とする起業論の一つで、時間や人的リソースを最低限に抑えた状態で新規事業や製品開発を始め、徐々に改善を行っていく手法を指す。

■最小限のコストで行う起業方法やマネジメント手法

リーンスタートアップは、新規事業や新製品などのアイデアをなるべくコストをかけずに立ち上げ(または開発し)、顧客やユーザーの反応をチェックしながら、そのつど改良・調整を重ねていくのが特徴だ。

■リーンスタートアップの由来はシリコンバレーの起業家エリック・リース氏

リーンスタートアップは、アメリカの起業家エリック・リース氏が、シリコンバレーに蓄積された多数の起業・マネジメント論を体系化したもの。起業した会社が事業的に成功する確率は1,000社のうち3社と言われており、この成功率を高める目的で提唱された。

また、リース氏は、理論をまとめる過程において、トヨタ自動車の生産方式を参考にしたことを明らかにしている。

■リーンスタートアップの元となった「トヨタ生産方式」

リーンスタートアップのベースとなった「トヨタ生産方式」は、別名を「リーン生産方式」ともいう。無駄なコストを省きつつ製品の品質を高い水準で維持できる開発手法として、特に製造分野での知名度が高い。

リーンスタートアップの具体的なやり方と事例

リーンスタートアップは、二つの大きなプロセスにより成り立っている。具体的なやり方と成功事例を見てみよう。

■リーンスタートアップのプロセス(やり方)

リーンスタートアップは、大まかに以下の2つのプロセスからなる。

1. 価値仮説と成長仮説を立てる

2. 構築・計測・学習を繰り返す

リーンスタートアップでは、はじめに「価値仮説」と「成長仮説」の二種類の仮説を立てる。「価値仮説」とは、新規の事業や製品・サービスが課題を解決することで生み出す価値。「成長仮説」とは、その事業や製品・サービスがニーズを持続し、成長できるかの予測を指す。

二種類の仮説を立てたあとは、検証のために事業・サービス等を構築し、顧客やユーザーの反応を計測した上で、失敗の分析や改善・調整を行う。

■リーンスタートアップの具体的な事例は?

リーンスタートアップの成功事例として知られる企業には、SNSの「Instagram」やグルメ口コミサイトの「食べログ」、民泊マッチングサイトの「Airbnb」などがある。

■リーンスタートアップは時代遅れか?

リーンスタートアップは、2008年に提唱され、2010年代にかけて注目された。しかし、2020年代以降は、理論の浸透にともなって問題点も明らかになっている。

例えば、事業や製品の改善段階でSNSなどにより悪評が拡散されてしまう危険性がある。また、人体への影響があるなど安全性が優先される分野においては、不完全な状態で事業や製品をリリースし、改善していく手法そのものが適さない。

リーンスタートアップと他のビジネス用語の違いをチェック

リーンスタートアップに似た理論や考え方は複数ある。それぞれの用語の意味と、リーンスタートアップとの違いを押さえておくと混乱を防げるはずだ。

■リーンスタートアップと「アジャイル」の違い

「アジャイル」は、主に製品開発で行なわれる手法の一つで、「計画→設計→実装→テスト」の工程を機能ごとの小さなサイクルで繰り返すことを指す。

リーンスタートアップとの違いは、アジャイルが開発速度の速さと品質を高めることを主軸にしている点。リーンスタートアップのように顧客や市場からのフィードバックを主軸に置いていないケースもある。

■リーンスタートアップと「PDCA」の違い

「PDCA」とは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action/Adjust(対策・改善・調整)を意味するビジネス上のフレームワーク(枠組)のこと。

リーンスタートアップでは、プロセスの二つ目(構築・計測・学習)でPDCAサイクルを回し、事業・製品・サービスなどを最適化していく。PDCAはリーンスタートアップ以外の場面でも多く活用されている。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

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