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ペットと晩酌する夢が叶うかも!?愛犬と一緒に飲める新発想の甘酒ドリンク「Cozy Milk」

2024.03.17

ビール会社で知り合った2人が抱いた「発酵で世界を変える夢」

「ペットといっしょに飲めるドリンク」というだけでも十分画期的だが、コーラなどの清涼飲料水という手もあったはず。同社があくまでもお酒にこだわるのには、いくつかの理由がある。

ひとつは、愛犬の腸活のためとはいえ、飼い主も『飲みたい』と強く思えるドリンクでなければ購入してもらえないということ。またFood Curate Labを設立した代表取締役CEO(最高経営責任者)の齊藤康平氏とCo-founder CSOの清水大輔氏が知り合ったのが「サッポロビール」在籍時代で、アルコール飲料ビジネスに深くかかわってきた2人だけに、発酵がもたらす健康効果をも知悉しているからでもある。

齊藤氏はサッポロビール退職後、外食に転職し、新業態開発を担当。食の楽しさを実感できる業態づくりをしてきた。清水氏もまた、サッポロビール退職後、アメリカに渡り食肉事業を創業した後、帰国し再会。その後2人はプラントベースドフード(代替肉)会社で共に国内外営業統括業務を経験。その時に、肉食の偏重が人々の見えないところで環境に大きな負荷をかけていることを知り、強い危機感を抱いたという。また、その後ブラジルに森を再生する農業「アグロフォレストリー」をテーマにブラジルの農作物アサイーなどを販売する「フルッタフルッタ」の営業・マーケティング統括業務などを担当している。ここでもまた、大規模農業により、森が減り、生物多様性が失われていく現実を目のあたりにし、食の現状を改善していく事業を行う事を決意。

つまりお酒の魅力やお酒をベースにした発酵文化に知悉し、世界的な環境問題に強い危機感を抱いた2人がタッグを組み、開発したのが「Cozy Milk」というわけだ。

その最初の商品としてペット用のドリンクに着目したのは、清水氏がペットサプリメント会社で働いていたことがあり、「フード」でありながら「雑貨」に分類されるペットフードの安全問題に不安を抱いたことも理由のひとつ。また「今やペット産業は巨大市場。社会変革を起こすためには、市場規模の大きさが重要」(齋藤氏)と考えたことや、リサーチの結果、ドッグフードは多種多様なのに、ドリンクに関しては選択肢が極端に少なかったことにビジネスチャンスを見出したという。

“業界初の、人とペットがいっしょに飲める発酵ドリンク”というインパクトをフックに、最終的に目指しているのは海外に発酵食品を広め定着させ、世界的な飢餓や、先進国と発展途上国の選択格差の改善に結びつけること。「発酵によって少ない食品でも栄養価を高めたり、美味しくしたり、保存性を高めたりすることができる。生産コストもそうかからない場合が多いので、可能性は決して低くないと考えている」(齋藤氏)

クラファンで購入したフードトラックでコミュニケーションを拡大

同社では今後、クラウドファンディングで目標金額を達成して購入したフードトラックで、さまざまな愛犬参加型イベントに出店して認知を広め、24年2月20日からスタートした「Cozy Milk」のECサイトでの販売につなげていく戦略。かつて、ビール会社で飲食店向けの営業をしていた経験も活かし、ドッグフレンドリーな飲食店での取り扱いも広げていく方針だ。

▲フードトラックを前に、清水氏、齊藤氏、福光屋の福光氏

▲24年2月に行われた商品発表会では、多くの愛犬インフルエンサーが集合し、「Cozy Milk」を愛犬と分け合って楽しんでいた

素朴な疑問(1)…犬が甘酒を好んで飲むのか?

それにしても、果たして犬が甘酒を好むだろうか。散歩中にペットボトルのお水を飲ませてもらっている犬はよく見かけるが、それ以外のものを飲んでいるのをほぼ見たことがない。しかし2月の商品発表会に集合したインフルエンサーの愛犬の様子を見たら、その疑問は払拭。

どの犬も大喜びで、「Cozy Milk」をごくごく飲んでいる。

大部分の犬が、この味を好むということがよくわかった(ちなみに、試しにわが家の愛猫に飲ませようとしたが、残念なことにまったく寄り付かなかった…。猫は肉食なので、アミノ酸系の味付けがないと食いつかないようだ)。

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