JAPANイヤホン製造から〝昭和の音〟を再現するというイヤホン「スナイパー」が発売された。価格は1万9800円(税込)。
鉄砲の砲身のように音の発射口一点にのみ開口された構造
「スナイパー」の筐体は鉄砲の砲身のように音の発射口一点にのみ開口されており、筐体は空気の漏れなく、鼓膜と耳道に向かって発音されるように完全密閉されている。
そして筐体の内部構造を二層にして、小さな「空気の待合室」を設置。そこに滞留した空気にドライバーはさらに気圧を加え、ナチュラルなショートリバーブを産み出して、サウンドに空間感を創生すると同社では説明している。
今回の「スナイパー」では、この砲身構造に適した既発売のJAPAEAR JE-MIC-666イヤホンを再構築したほか、ドライバーには新開発ドライバーを搭載した。
このような改良の結果、重低域であるキックドラムのアタックと減衰、ベースラインの旋律の聞き取りが著しく改善。同社によれば、スマホで聴く「70〜80年代楽曲」の音が、当時のメタルテープのカセットやレコードで聴いていた音質にかなり近くなったという。
これを同社では、「スマホの音」がレコードやメタルカセットテープが奏でる「昭和の手弾きの音」になる、と表現している。
■SFノベル「高速バスター ミナル 銀のヴァンクォ」とのコラボを実現
パッケージは「スナイパー」のイメージに合わせ、SFノベル『高速バスター ミナル 銀のヴァンクォ』とのコラボを実現。『高速バスター ミナル 銀のヴァンクォ』はSF作家の木川明彦氏の作品で、スタジオジブリ作品の作画監督等でも知られる山下明彦氏がキャラクターデザインとイラストレーションを担当している。
梱包材に山下氏の作画による「高速バスター隊」イラストが描かれたアクリル板を使用しており、同梱のイヤホンケースと部屋に飾ることもできる。
「スナイパー」の主な仕様
感度/100dB/1mW
インピーダンス/16Ω
型式/密閉ダイナミック型 片側各1基
音筒部/2重音筒(JAPAEARオリジナル)
再生周波数帯域/5Hz~40kHz
ケーブル長/1.2m
プラグタイプ/3.5L字型金メッキステレオミニプラグ3極
カラー/マットブラック
重量/8g(ケーブル含まず)
同梱品/イヤピースS/M/L各2個、「高速バスター ミナル 銀のヴァンクォ」イメージアクリルパネル
関連情報
https://japaear.net/sniper/
構成/清水眞希