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まもなく春が到来。お花見やアウトドアのレジャーを心待ちにしている方も多いだろう。
さて、行楽先でのちょい座りに便利なのが、折りたたみ椅子。ダイソーには、そうした椅子が格安で販売されていて、とても気になる存在に。一方で、「こんなに安くて大丈夫なのか」という一抹の不安も……。そこで今回は、実際に購入して使用感などを確かめてみた。
子供向けの軽くて場所をとらない「レジャー椅子」
上の写真のとおり、ディレクターチェアから、背もたれとひじ掛けをなくしたようなシンプルな作りで、運搬時はたたんでおける。使用時の座高は25cm、座面の縦横は20cm×24cmとかなり小さい。
いずれにしても、耐荷重(座る人の体重上限)は50kgしかなく、大半の大人の使用には耐えず、基本的に子供向けとなる。脚部は金属製だが自重は軽く、220円の価格は魅力。家族での行楽には、おさえておきたいアイテムだ。
■商品詳細
商品名:レジャー椅子
価格:220円
原産国:中国 日本
材質:スチール、ポリエステル
商品サイズ:座面の縦横は20cm×24cm、座高25cm
種類:黒、グリーン
商品ページ(黒):https://jp.daisonet.com/products/4550480024462
子供向けだが頑丈なつくりの「折りたたみイス (23.5cm×19cm×18cm)」
こちらも折りたたみ式で背もたれのないイス。大きな違いは、強度の高いプラスチック(ポリプロピレン)製で、作りが頑丈であること。高所を掃除する際の踏み台にも使ってみたくなるが、それはNG。注意書きにも「踏み台として使用しないでください」と明記されている。どちらにせよ、これも耐荷重は50kgなので子供向け。
また、滑りやすい材質なため、「浴室や濡れた場所で使用しないでください」とも。ダイソーには、耐荷重120㎏の「踏み台」があり、プラ製の「風呂イス」も販売されている(どちらも550円)。踏み台や風呂イスがご所望であれば、そちらを買い求めよう。
■商品詳細
商品名:折りたたみイス
価格:220円
原産国:中国
材質:ポリプロピレン
商品サイズ:座面の縦横は19cm×23.5cm、座高18cm
種類:グレー 、ブラウン
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131676693
大人の使用にも耐える「折りたたみイス (38cm×32cm×39cm)」
上で紹介したプラ製「折りたたみイス」と同様の構造だが、こちらはずっと大きい。耐荷重も約80kgへとアップしており、この体重までの大人も座れるようになった(やはり踏み台としての使用は不可)。
座面中央に穴があるが、これは持ち運び時に取っ手になる。穴自体は座り心地に影響しないが、弾力はゼロなので長時間座っているとお尻が痛くなる。たたんだバスタオルを敷くなど工夫したい。ちなみに、商品名にある「38cm×32cm×39cm」のサイズは、座面のサイズではなく、座面自体は縦横23cm×28cmと狭めな点に注意。
■商品詳細
商品名:折りたたみイス (38cm×32cm×39cm)
価格:550円
原産国:中国
材質:ポリプロピレン、TPR
商品サイズ:座面の縦横は23cm×28cm、座高38cm
種類:ダークグリーン、オレンジ、ネイビー
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480100036
本格的な作りだが体重制限が惜しい「アームチェアー」
今回紹介するアウトドア用のイスの中で一番高価な1100円の商品。購入時は、円筒のポリエステル製収納袋に折りたたまれて入っている。
収納袋から取り出して展開すると、上の写真のとおり、結構本格的なアウトドアチェアーに早変わり。
脚部はスチール製で強度はあり、張り材はポリエステルだがしっかりした構造。注意したいのは、耐荷重量が70kgであること。
これは、日本の成人男性の平均体重とほぼ同じで、平均体重以上の人は座れないことになる。ドリンクホルダーがつくなど、このジャンルでは低価格の製品として頑張っているだけに、そこだけは惜しい。
■商品詳細
商品名:アームチェアー
価格:1100円
原産国:中国
材質:スチール、ポリエチレン、ポリエステル
商品サイズ:座面の縦横は30cm×39cm、座高28cm
種類:カーキ、ブラック
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480118659
撮影・文/鈴木拓也