NTTドコモ(以下ドコモ)と株式会社チカク(以下チカク)は、離れて暮らす親と子が、まるで近くに暮らしているかのようにお互いを身近に感じながらも、ほどよい距離感を保てる〝デジタル近居〟サービス「ちかく」を開発。2024年4月中旬以降に提供を開始する。
提供価格は端末販売価格は3万円台を予定、月額利用料金は 1980円(税込)。
「ちかく」のサービス概要
本サービスは、家型の端末および専用アプリを利用して、別居する親の在室状況を確認。そのまま手軽にテレビ電話で話すことができるサービスだ(※1)。
親側は端末を自宅のテレビに接続するだけで(※6)、テレビの大画面でテレビ電話を楽しめる(※7)。
端末にはSIMが内蔵されているため、Wi-Fi設定やインターネット工事は一切不要で、すぐに使うことができる。また、使い慣れたテレビとリモコンで操作が可能(※8)なので、デジタル機器の操作が不慣れな高齢者でも安心だ。
子側は、アプリから気軽に親の在室状況を確認できるほか、アプリを通してテレビ電話をかけたり、その会話中に写真を共有することもできる(※1※7※9)。
さらに、アプリ上で「あんしんモード」(※10)をオンにすると、親の起床・就寝、在室履歴など生活リズムの変化がわかる生活ログ機能(※11)や、事前に設定した時刻を過ぎても親の起床が確認できない場合、アプリに通知が届く起床未確認通知機能も装備。
さらに異変を感じたときには、親が端末を操作することなく、テレビを設置している部屋の様子を確認できる安否確認電話機能を利用できるなど、子ども世代のニーズにも対応している。
※1 子側は専用の「ちかく」アプリをダウンロードする必要がある。親側のテレビはHDMI端子が必要。
※2 「ドコモとチカク、高齢者向けICTサービス開発に関する業務提携契約を締結」(2023年5月24日)
※3 「統計トピックスNo.138」(総務省)より。
※4 「令和5年版高齢社会白書」(内閣府)より。
※5 チカクによる親が1人暮らしをしている子ども世代へのインタビュー調査(2022年12月~2023年4月。サンプル数54)
※6 家型の端末購入とは別に、「ちかく」専用の料金プランを契約する必要がある。自宅の電波状況によっては繋がらない場合がある。
※7 月の累計テレビ電話時間が180分超過後は音声通話のみ。家型の端末1台と子側1アカウントでテレビ電話をすることができる。
※8 テレビによって利用できないテレビリモコンがある。その場合は、「ちかく」付属品のリモコンを使用。
※9 写真共有は、スマートフォンの「ちかく」アプリからテレビ電話中のみ可能。
※10 「あんしんモード」を使用するには、親の承諾を取ったうえで、スマートフォンの「ちかく」アプリで「あんしんモード」を有効にする。
※11 起床時刻、就寝時刻、睡眠時間、在室履歴はあくまで推定値。
「ちかく」の概要
【「ちかく」端末】
・ テレビの大画面で、テレビ電話ができる。
・ SIM内蔵で、Wi-Fi設定やインターネット工事は不要。テレビと電源コンセントに繋げるだけで簡単に利用できる。
※ テレビはHDMI端子が必要。
【「ちかく」アプリ】
・ アプリ内の家の窓の灯りで親の在室状況がわかる。
・ ワンタッチでテレビ電話をかけられる。
・ テレビ電話中に、スマートフォン内の写真を親に共有しながら会話をすることができる。
・ もしもという時の見守り機能「あんしんモード」を搭載。
(1) 親の生活リズム(起床・就寝、在室履歴、睡眠時間)の変化を確認することができる。(生活ログ機能)
(2)親が普段どおりに起きてこないと通知が届く。(起床未確認通知機能)
(3)親の操作なしでテレビ電話がつながり、部屋の様子を確認できる。(安否確認電話機能)
※ 「あんしんモード」を使用するには、親の承諾を取ったうえで、スマートフォンの「ちかく」アプリで「あんしんモード」を有効にすること。
※ 起床時刻、就寝時刻、睡眠時間、在室履歴はあくまで推定値。
<画面イメージ>サービス提供開始日
2024年4月中旬以降
販売チャネル
全国のドコモショップ
提供価格
端末販売価格: 3万円台を予定
月額利用料金: 1980円(税込)
※ 月の累計テレビ電話時間が180分超過後は音声通話のみになります。家型の端末1台と子側1アカウントでテレビ電話をすることができる。
※ ドコモ回線以外の利用者でも上記金額で提供される。
関連情報
https://www.docomo.ne.jp
https://www.docomo.ne.jp/product/chikaku/
構成/清水眞希