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難聴の自覚があっても病院に行かない理由、3位面倒、2位生活に支障がない、1位は?

2024.03.15

難聴は単なる⽿の機能の低下にとどまらず、⽣活の質や精神的健康に⼤きな影響を与える。しかし、その認知度や適切な対応がまだまだ不⼗分であるという。

特に、⽇本における難聴者数は、超⾼齢社会を背景に1250万⼈※と年々増加しており、解決すべき重要な社会問題となっている。加えて、難聴は早期に対処することで認知症のリスクを軽減できるという最新の研究結果もある。
※出典:「JapanTrak 2022」(⽇本補聴器⼯業会)

そこで⽇本ウェルリビング推進機構は、難聴者の治療に関する意識や現状を明らかにし、その結果を通じて、難聴者の人やその家族、そして社会全体に対する啓発と理解を促進することを⽬的に、難聴を⾃覚している全国の20歳~60歳以上の男⼥618⼈を対象に、「難聴者の治療実態と⽣活に関する意識調査」を2024年2⽉に実施した。

難聴のリスクについて「理解していない」38.5%で最多、難聴との関連性が⽰唆されている「認知症」は第4位にランクイン

難聴に伴うリスクとして理解しているものを聞いたところ、第1位「理解していない」(38.5%)、第2位「社会的孤⽴」(37.7)%、第3位「鬱」(36.4%)であった。

最も多かった結果が「理解していない」となり、難聴に伴うリスクを知らない人が多いことが明らかに。

次いで、「社会的孤⽴」「鬱」が続き、4位には最近の研究で、難聴との関連性が⽰唆されている「認知症」(34.8%)がランクイン。

「認知症」のリスクについて⼀定の⽅が理解しているものの、トップ3にランクインしていないことから、難聴と認知症の関連性についての認識が不⼗分であることが明らかになった。

[図1]難聴のリスクについて(複数回答)

難聴の⾃覚があるにも関わらず、病院で受診していない人は約3割。年代別では60代が最多

難聴に関連して病院を受診したことがありますかと聞いたところ、「受診したことがある」が約7割(66.2%)、「受診したことはない」が約3割(33.8%)となり、約3割が難聴を⾃覚しているにも関わらず、病院を受診していないことが分かった。

また、年代別で「受診したことはない」の回答をみると、20代が「35.7%」、30代が「30.9%」、40代が「31.7%」、50代が「28.9%」、60代が「40.8%」と、最も年齢が⾼い60代が病院を受診していない割合が⾼いことが判明。

年齢が上昇するにつれて、難聴のリスクが増加することが知られている。そのため、最も年齢が⾼い60代が、他の世代に⽐べて病院を受診していないという結果は、深刻な問題であると考えられる。

[図2]難聴での受診経験について(単⼀回答)

[図3](年代別)難聴での受診経験について(単⼀回答)

「受診をしたことはない」と回答した60代の人たちに病院を受診しない理由を聞くと、第1位「難聴は加齢に伴う⾃然なものだから」(50.0%)、第2位「⽣活に⽀障はないと考えているから」(42.5%)、第3位「受診は⾯倒くさいと感じたため」(22.5%)という結果に。

60代の受診率が低い主な理由は、2⼈に1⼈が「歳を重ねると難聴になるのは⾃然なことだ」と考え、難聴を病気として重く捉えず治療の必要性を認識していないことが分かった。

[図4](「受診しない」と回答した60代の⽅)病院を受診しない理由について(複数回答)n=80

難聴者の補聴器の利⽤率は約1割、難聴者の約8割が補聴器外来を受診したことが無い

現在、補聴器を装⽤していますかと聞いたところ、「装⽤している」が約1割(10.2%)、「装⽤していない」が約9割(89.8%)となり、難聴者の補聴器の利⽤率が低いことが明らかになった。補聴器の利点や使⽤⽅法について、さらなる適切な情報提供が望まれている。

[図5]補聴器の装⽤について(単⼀回答)

補聴器外来を受診したことがありますかと聞いたところ、「受診したことはない」が約8割(75.1%)、「受診したことがある」が約2割(24.9%)と回答。

補聴器を必要とする⼈々が補聴器外来への受診に対する認識が低いことが明らかになり、多くの人が補聴器外来を訪れることの意義や恩恵について知識不⾜であるという課題が浮き彫りになった。

[図6]補聴器外来の受診経験について(単⼀回答)

現在、⼈⼯内⽿を使⽤していますかと聞いたところ、「検討、使⽤どちらもしていない」(90.8%)、 「検討したことはあるが使⽤していない」(8.1%)と9割以上の人が⼈⼯内⽿を使⽤していないと回答。⼀⽅で、「使⽤している」が1.1%となり、⼈⼯内⽿の利⽤率が極めて低いことが判明した。

また、「使⽤していない(「検討、使⽤どちらもしていない」、「検討したことはあるが使⽤していない」と回答した人)」と回答した人に、なぜ⼈⼯内⽿を使⽤しなかったのかを聞いたところ、「知らなかった」が約6割(59.6%)と、最も多い結果に。

「知らなかった」という回答が最も多かったことから、⼈⼯内⽿の利⽤率が低い原因には、難聴者に対する⼈⼯内⽿の情報提供不⾜があると考えられる。

[図7]⼈⼯内⽿の使⽤有無について(単⼀回答)

難聴が原因で家族や周囲の⼈に迷惑を掛けていると思っている⼈は約6割、仕事や日常生活にも影響が

難聴で⽿が聞こえにくいことから、家族や周囲の⼈達に対して、迷惑を掛けていると感じますかと聞いたところ、約6割(59.1%)が「迷惑を掛けている」と回答し、難聴が原因で家族や周囲の⼈々に迷惑を掛けていると⾃覚している難聴者が多いことが分かった。

[図8]難聴と周囲の⼈との関係性について(単⼀回答)

⽿が聞こえづらいことが仕事のパフォーマンスに影響を与えていると感じますかと聞いたところ、約7割(74.7%)が「影響を与えている」と回答し、難聴が原因で仕事のパフォーマンスに影響を与えていることが判明した。

[図9]難聴と仕事のパフォーマンスについて(単⼀回答)

難聴が原因で⽇常⽣活においてストレスや孤⽴感をより感じることがありますかと聞いたところ、約6割(59.7%)が「ストレスや孤独感を感じる」と回答し、難聴が原因でストレスや孤⽴感を感じている難聴者が多いことが分かった。

[図10]難聴と⽇常⽣活のストレスについて(単⼀回答)

調査概要
調査名:難聴者の治療実態と⽣活に関する意識調査
実施時期:2024年1⽉31⽇(⽔) ~2024年2⽉02⽇(⾦)
調査⼿法:インターネット調査
調査対象:難聴を⾃覚している全国の20歳~60歳以上の男⼥618⼈(男性347⼈、⼥性271⼈)
調査機関:マクロミル
※構成⽐(%)は⼩数第2位以下を四捨五⼊しているため、合計が100%にならない場合がある。

関連情報
https://jwlf.jp/

構成/Ara

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