IBS以外の慢性症状も解決していきたい
試作段階から多くのモニターに幸せを実感させてきたトリデパンツ。その実力が世に放たれたのは今年2月。応援購入サービスMakuakeで先行販売されてから約1ヶ月経つが、その反響は?
「現在165人のご購入で1,487,450円の販売実績です(3/6現在)。特に女性からの購入比率が多く、人に言えない隠れ需要があると感じています。今後は自社ECサイトでの販売も開始し、初年度2000着の販売を目標としています」
――これからの展望をお聞かせください
「まずは、IBS患者の大きな悩みである、「人に言えない」「相談できない」「わかってもらえない」という3つの問題を解決していきたいと思っています。そのためには代弁者として発信していくことが私の役目。こんな病気があり、これだけ苦しんでいる人達がいることを周囲の方に認知してもらうことで世界は変わるのだと思います」
「学校に行ける、職場を選ばずに好きな仕事ができる、外出して旅行を楽しめる。IBS患者が当たり前のことを当たり前にできる世の中になるよう発信していこうと思っています」
筆者自身、「過敏性腸症候群」通称IBSと呼ばれる病についてはほとんど無知だった。しかしそれは、いつか襲いかかるかもしれない病。誰にも言えず、悩みを一人で抱えながら過ごす日常が訪れるかもしれない。
学校の授業中、会社での会議中、電車やバスでの移動中…他人に囲まれどうしようもない時に心の支えとなる。それを実現することが柳井社長にとって大きな使命だという。
「まだまだ認知度の低い病気ですが、現在患っている思春期の学生にとっては、いじめ問題にも繋がりかねず、我慢することでひどいガス溜まりから腹痛の二次症状が発生したりすることもあるそうです。我慢しないことがストレス軽減にもなり症状の緩和に繋がることを期待しています」
さらに、
「IBS以外にも慢性症状はたくさんあります。自分も手の多汗症で手汗がひどいんですが、こうした慢性症状を解決できる商品を今後も作っていければ皆さんが生きやすい世の中になると思っています。その想いでこれからも頑張っていきたいですね」
取材協力
株式会社Toride
応援購入サービスMakuake
株式会社Torideインスタグラム
トリデパンツX
文/太田ポーシャ