5月といえば「みどりの日」
『みどりの日』のみどりとは、植物・森林・緑地などの自然を指します。どのような目的で設けられているのか、これまでの歴史などについて見ていきましょう。
■そもそも「みどりの日」とは
毎年5月4日がみどりの日です。『国民の祝日に関する法律』で決められた祝日の一つであり、以下のように定められています。
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」
出典:国民の祝日について – 内閣府
5月は若葉や青葉が茂る時期です。公園や森林などで植物に親しむ機会として、みどりの日を活用してみてはいかがでしょうか。
また、政府は国民のみどりへの関心を促進するため、4月15日から5月14日までを『みどりの月間』とし、『みどりの学術賞』を設けています。受賞の対象となるのは植物や自然保護などの研究・開発など、学術上の大きな功績があった人々です。
■みどりの日の歴史
以前は、みどりの日が4月29日だったことを知っている人もいるでしょう。みどりの日は5月4日に移動するまで、天皇誕生日として知られていました。
天皇の誕生日はもともと『天長節(てんちょうせつ)』と呼ばれ、天地が永久のものであるように、天皇の治世も続くことを願う伝統的な日だったのです。天皇が代替わりするとともに、天長節の日も変更されました。
1948年に『国民の祝日に関する法律』が制定された際に、天長節は『天皇誕生日』という名称に変更されます。その後は昭和天皇崩御によって『みどりの日』となり、2007年に『昭和の日』に変更されました。
5月は大切な祝日やイベントが多い
5月といえばゴールデンウィークはもちろん、こどもの日・端午の節句・母の日・みどりの日など、イベントが豊富です。昭和の日やみどりの日などの祝日の意味を知っていると、その日をどのように過ごすかの参考になるでしょう。
端午の節句や母の日に飾りや贈り物などの準備をする場合は、当日になって慌てないように前もって準備しておくことをおすすめします。
構成/編集部