自身の子どもの写真をSNSに投稿する際のプライバシー対策や配慮
自身の子どもの写真をSNSに投稿する際のプライバシー対策や配慮については、9割以上(91.8%)が「プライバシー対策や配慮をしている」と回答した。
■どのようなプライバシー対策や配慮をしているのか
「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した人にどのようなプライバシー対策や配慮をしているのかを質問したところ、「アカウントの公開範囲を制限する」が半数(50.3%)を占めた。
次いで、僅差で「裸や下着姿(オムツ姿含む)など肌の露出が目立つ写真は投稿しない」(48.5%)、「住所や所在地を特定されないように、位置情報を入れない」(45.0%)という結果になった。
■プライバシー対策や配慮をする理由
「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した人にその理由について聞いたところ、最も多かったのが「プライバシー対策や配慮をするのは当たり前だと思うから」(56.1%)だった。
次いで「投稿した写真は取り消せないため(デジタルタトゥーによる子どもの将来への影響を考えて)」(54.4%)、「誘拐やストーカーなどの犯罪に巻き込まれる可能性があるため」(53.8%)。
また「写真を無断転載されたり、児童ポルノなどに利用されたりする危険性があるため」(51.5%)、「子どもの肖像権やプライバシーの侵害になる可能性がある」(50.9%)も半数以上となった。
プライバシー対策や配慮するようになった契機
「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した人にそのきっかけについて質問したところ「子どもへの悪質犯罪に関するニュース」が61.4%と6割を超える結果となった。
次いで「子どもの写真をSNSに投稿する危険性に関する記事」も52.0%と半数を超えている。
■子どもが何歳頃からプライバシー対策を開始したのか
「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した人に子どもが何歳ごろの時からそれらを開始しているかについて聞いたところ、「0歳~1歳」の割合が71.3%と7割を超える結果が得られた。
■子どもの友達などが写っている写真をSNSに投稿する際の配慮
「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した人に、子どもの友達などが写っている写真をSNSに投稿する際に、事前にその保護者に掲載許可を得ているかを質問したところ、8割以上(86.0%)が「掲載許可を得ている」と回答した。
■保護者に掲載許可を得る理由
「自身の子どもの友達などが写っている写真をSNSに投稿する際に、事前にその保護者に掲載許可を得ている」と回答した人にその理由について聞いたところ 「子どもに限らず、他人が写っている写真を投稿する前に許可を得るのは当たり前だと思うため」(63.2%)が最も多く、 「友達などの顔が特定されトラブルに巻き込まれないようにするため」も半数を超えた(52.6%)。
また4割近く(39.2%)が「保護者同士の人間関係のトラブルにつながることは未然に防ぎたいため」を選択している。