加齢などから生じるテレビの言葉の聞こえづらさを改善する「ミライスピーカー」を展開するサウンドファンは、新たに「ミライスピーカー・ミニ」の発売を開始した。同社直販サイト価格は1万9800円(税込)。
「ミライスピーカー・ミニ」発売の背景
「ミライスピーカー」シリーズは、2020年5月に初の家庭用モデル「ミライスピーカー・ホーム」を発売して以来、同社ECサイトを主な販売チャネルとして販売台数を積み重ねてきた。
2023年10月には、言葉をくっきりとクリアに聞こえるだけでなく、映画やドラマのようなコンテンツからの臨場感を求めるユーザーの声に応え、上位モデルとして「ミライスピーカー・ステレオ」を発売。その結果、同社によれば国内累計販売台数は20万台を超えたという。
その一方で、「聞こえはいいが値段が高め」「プレゼントには少々高価すぎる」との声も届いていた。
これを受けて、「ミライスピーカー・ホーム」の後継機として、機能・サイズはそのままに、より使いやすく、スタイリッシュなデザインで身近な価格を実現した「ミライスピーカー・ミニ」の発売に至った。
ミライスピーカー・ミニの主な特徴
■言葉くっきりはそのままに、より身近な価格に
聞こえやすい音を出す曲面振動板部分は進化させつつ、シンプルな構造にすることで、1万円台のプライシングを実現した。
■曲面サウンドらしさを大切にしつつ、主張しすぎないシンプルデザイン
曲面サウンドらしい扇形のフォルムはそのままに、正面から見るとテレビの視聴を妨げない黒い長方形に見えるシンプルでスタイリッシュなデザインを採用した。
■ユーザーの声を活かした、使いやすさへのこだわり
2ステップで簡単に接続できる「誰もが迷うことなく設置できる」ミライスピーカー。さらに、付属品が紛失しない工夫を施した「梱包箱」、図解入りで直感的に理解できる「取扱説明書」、テレビの大型化に合わせて「コードを長く」するなど、使い勝手の向上が図られている。
■「ミライスピーカー」独自の『曲面サウンド』とは
※図はイメージ。実際の製品の振動板の色は黒だが、形状を表現するために色をグレーにしている。
従来のスピーカーの振動板は、円すい形であるのに対して、「ミライスピーカー」の振動板は、平板を湾曲させた形状となっている。
この振動板全体から音が出るので指向性が広く、部屋の中のどこにいても音が聞こえるほか、声の明瞭度や音声帯域の発音効率が高いため、音量を上げなくてもはっきり聞こえると同社では説明している。
曲面振動板とドライブユニットのハイブリッド構造のため、位相ずれや音の遅れも解消しているという。
ミライスピーカー・ミニの主な仕様
型式/コンパクト型アンプ内蔵曲面サウンドスピーカー
スピーカー形式/ハイブリッド方式曲面振動板スピーカーユニット(特許取得済)
周波数特性/180Hz〜20kHz(総合特性・参考値)
アンプ出力/15W(MAX専用設計デジタルアンプ駆動)
入力/3.5mmステレオミニジャック
使用環境/温度-10℃〜+40℃(多湿環境での使用は避けてください)
サイズ/幅90×高さ154(最大突起含)×奥行き200mm
重量/約0.6kg(電源アダプター約100g含まず)
電源/付属品の電源アダプター使用(DC IN 12V 1.5A)
付属品/電源アダプター×1音声ケーブル(2m)×1(両端3.5mmステレオミニプラグ))ほか
関連情報
https://shop.soundfun.co.jp/Landing/Formlp/miraispeaker_home.aspx
構成/清水眞希