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パナソニックコネクト、サイバーエージェント、アサヒビール、AIを導入して業務効率アップを実現した企業の見解

2024.04.22

2024年になって、生成AI導入に企業の関心が高まっている。AIがホワイトカラーの仕事を奪うという予測もあるが、すでに業務に活用している企業では、どのような変革が起こっているのか。導入目的と導入後の成果を聞いた。

2024年は〝生成AI民主化元年〟。今後80%のビジネスが変革します

馬渕邦美さん馬渕邦美さん
グローバルコンサルティングファーム役員。米国のメガ・エージェンシー・グループの日本代表として4社のCEOを歴任。META 社執行役員を経て現職。

ホワイトカラーをリーダーに生成AIによる仕事の変革が進む

 登場から約1年を経て、生成AIを業務に活用する企業は9.1%まで上昇。52%が業務での活用を検討しているという(帝国データバンク調べ)。

 馬渕邦美さんは、この状況から、2024年は〝生成AI民主化元年〟になると予測する。

「2023年は、あまりに変化が激しく、どこから手を染めればいいか考えあぐねていた企業が、今年に入り、主に業務の効率化を目的に次々と導入を決めています。Googleの生成AI「Gemini Pro」の使用料が値下げをするなど、導入コストが下がったことも追い風に、今後は活用する動きが活発化するでしょう」(馬渕さん)

 各企業ではホワイトカラーの生成AI使用環境が整い、仕事のやり方が変わっていくという。

「最大の変化はAIの民主化です。これまでAIを動かすのはエンジニアと決まっていましたが、生成AIの導入で、全社員が自然な言語で指示を出し、簡単に使えるようになります。こうなると仕事のやり方も変わらざるを得ません。今後AIによって80%の仕事が変わるといわれていますが、変革をリードする役目を担うのがホワイトカラーです。AIに取って代わられるタスクはありますが、AIを味方につけて仕事を効率化し、よりおもしろい仕事を見つけるチャンスだと考えます」(同)

 その一手として、企業が想定する導入メリットは時間の使い方だ。

「事例として、各部門にAIチャンピオンのような人を配置し、社員が無駄なことに時間を費やしていないかをチェックしている企業もあります。例えば契約書は見るところが決まっているので、業務委託契約書を確認する時間を生成AIに委ねてしまうんです。こうした行為を積み重ねるだけでも、年間で何万時間もの労働時間を節約することになるのです」(同)

使いこなしのスキルアップで新しい仕事が創出される

 一方で使う側にも、使いこなすためのスキルアップは必要だ。

「まずは遊ぶこと。画像や映像、音楽も作れますから、使い方やできることを感覚的に理解するといいですね。ある経営者の方はアイデアが湧いた時や、仕事上の人に相談できない悩みがある時に、壁打ちをするように、生成AIを相談相手に対話をするそうです。こうした活用法もスキルアップのひとつだと捉えています」(同)

 AI活用スキルを磨くことで、仕事の効率化のみならず、業務の拡大にも効果を及ぼしていく。

「バリューのある分野を開拓し、仕事とすることで、業績を伸ばすことも可能です。インターネットやスマホが社会に浸透したように、今後も導入企業は増え続けていきます。ビジネスで生成AIを活用することが当たり前になる瞬間がすぐそこまできているのです」(同)

Copilot for Microsoft導入企業の生成AI活用実例

・調達/物流で活用
伊藤忠商事、シャープ、スズキ、丸紅

・設計/製造で活用
日産自動車、日立製作所、東芝、トヨタ自動車

・研究/開発で活用
キヤノン、パナソニック、富士通、マツダ

・営業/販売で活用
キヤノン、ホンダ、三井住友銀行、三菱商事、三菱電機

パナソニック コネクト

ChatGPTと連携した内製AIアシスタントConnectAIを国内全社員へ提供

向野孔己さんパナソニック コネクト戦略企画部
向野孔己さん
IT・デジタル推進本部戦略企画部シニアマネジャー。外資系IT企業で約20年間、ITウェブ、マーケティング、アジャイル、デジタル領域に従事。2022年1月パナソニック コネクトに入社。AI活用プロジェクトをリードしている。

全社員のAIアシスタントが仕事のよろず相談に対応

 生成AIの将来性に着目し、いち早く自社で、対話型のAIアシスタント「ConnectAI」を開発したパナソニック コネクト。昨年の2月17日から国内全社員1万3400人に展開。4月にはパナソニックグループの全社員約9万人が活用を始めた。導入をリードした向野孔己さんは、導入の理由を次のように話す。

「社員全員に24時間、365日、聞きたい時に使えるAIアシスタントを提供したいというのが開発のコンセプトです。目的は3つ。ひとつは生産性向上で、2つ目がAI活用スキルの向上、3つ目が、会社が管理していない社員独自が導入したシャドーAIの利用リスクの軽減です」(向野さん)

 優先課題である生産性向上では、毎回要件が違うことから定型化が難しかった非定型業務にも対応できるようになった。これこそが言葉を理解して生成できる大規模言語モデルの強みだという。

パナソニック コネクト

「『ConnectAI』は1日に約6000回活用されています、AIに対する評価もGPT-4で82点と高く、社員に有効なツールとして認めていると考えています。使い方としては約6割が質問や依頼、約2割がプログラミングで、以下、文章生成、翻訳と続きます。特に専門スキルといわれるプログラミング/翻訳の評価は86点/84点と非常に高い。人材確保が難しい領域ですから、『ConnectAI』の導入は有用であると判断しています」(同)

 進化したAIが人に取って代わるという未来には否定的だ。

「置き換える考えはなく、社員の能力を拡張するアシスタントツールとして捉えています。例えば業務生産性を向上させるフローには(1)情報収集(2)情報整理(3)ドラフト作成(4)仕上げの4ステップあります。(1)~(3)まではいずれAIに任せられる時代になるかと予測していますが、仕上げを人が判断することは徹底しています。人は4の仕上げだけに多くの時間を費やせ、質の向上にもつながる。弊社の事例が日本企業を鼓舞し、現場をよりよい方向へ変える起爆剤となることを願っています」(同)

AIを活用した資料作成プロセスAIを活用した資料作成プロセス
資料や提案書作成の4工程中、3工程をAIに頼ることで、時間の工数が削減され、人は仕上げだけに時間を使えるようになる。作成した資料の質の向上にも寄与するという。

『ConnectAI』のUI『ConnectAI』のUI
同社の内製AIアシスタントは、クラウド上にある自社データを学習させているため、会社概要などにもしっかり答えてくれる。日英の瞬時翻訳や情報ソース表示も自前。全部門の社員がわかりやすいUIにしたことで、1度も説明会を開いたことがないという。

取材・文/安藤政弘

DIME4月号は超実践的なAI活用法をまとめた「AI仕事術」と「最新AI PC」の大特集

日々進化を続けるAIはいよいよ社会に実装されていくフェーズに入ってきました。また、スマホやPCの“オンデバイス”で搭載され始めるなどスゴいスピードで進化を遂げています。

今月のDIMEはそんなAIの仕事での活用をまとめた特集です。話題のマイクロソフト「Copilot」など今すぐ使えるAIの実践的活用法をシーン別にまとめています。

企画書やプレゼンの構成、メールの返信、プロジェクト管理、データの整理、ブレストなど具体的な使用シーンと活用法を様々な識者に取材し、まとめています。

まさにこれ一冊で自分をアップデートできる一冊です!

実は今回は表紙もAIに作ってもらったり、誌面をAIを活用して作ってみるなど編集部としても実験的な試みを実践しています。

また第2特集ではマクアケ・中山社長、安芸高田市・石丸市長、沢口愛華さん、斎藤佑樹さん、神田伯山さん、モグライダー・芝 大輔さん、映像ディレクター 高橋弘樹さん、ベンチャー投資家・朝倉祐介さん、プロゲーマー翔さん、株式投資家テスタさんなどマンガ好き10名とDIME読者により仕事のモチベーションをアップしてくれる56冊を選出してもらいました。

役立つ情報が満載の4月号、是非お近くの書店などでチェックしてみてください。

DIME2024年4月号

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特集 1  企画書 プレゼン メール スケジュール管理ほか
「タイパが爆上がりするAI仕事術

「インターネット出現以来の産業革命」、そう言われたChatGPTの登場から1年。
生成AIは今なお進化を続けている。さらに昨年末に発表された「Copilot for Microsoft 365」では「Word」「Excel」などビジネスパーソン必須の
OfficeアプリにまでAIが実装された。
今後、生成AIを使いこなせるかどうかで、仕事の効率は天と地ほどの差が生まれるはずだ。来たる〝AI時代〟で一歩先を行く実践的な活用法をシーン別に細かく解説!

特集 2 作業効率が激変!「AI時代の最新PC 32」

AIプロセッサー「NPU」を搭載し、幅広いビジネスシーンをアシストしてくれる〝AI PC〟が登場し始めた。今、春買い替えるべき最新PCを一挙紹介!

特集 3 DIME読者とマンガ好き10名が選んだ仕事に効く56冊!
「ビジネスパーソンが読むべきマンガ大賞」

マンガは単なるエンターテインメントではなく、現代のビジネスパーソンにとって新たな教科書ともいえる存在だ。
ドラマチックなストーリーを通じて、職場で直面する様々な課題や、人間関係の機微、成功への道のりのヒントを与えてくれる。

今回の特集ではマクアケ・中山社長、安芸高田市・石丸市長、沢口愛華さん、斎藤佑樹さん、神田伯山さん、モグライダー・芝 大輔さん、映像ディレクター 高橋弘樹さん、ベンチャー投資家・朝倉祐介さん、プロゲーマー翔さん、株式投資家テスタさんなどマンガ好き10名とDIME読者により仕事に効く56冊を選出してもらった!

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