推し活層の休日の過ごし方1位「SNSを見る・投稿する」
「休日の自宅での時間の過ごし方」に関する質問では、推し活層では1位「SNSを見る・投稿する」(64.9%)、2位「動画配信サービスを見る」(64.5%)という結果になり、約6割がこの2つの行動に集中していた。
また、「ほとんど自宅で過ごさない」と回答したのは、推し活層でわずか2.8%だった一方で、非推し活層では12.2%と4倍近くも差があることから、非推し活層の方が外出意欲は高いと言えるだろう。
さらに、睡眠や家事も含めた「休日の平均的な在宅時間」を聞いたところ、推し活層・非推し活層共にボリュームゾーンは、「5時間以上10時間未満」が約4割となり、差は見られなかったが、15時間以上になると推し活層の割合が多くなる傾向が見られた。
「24時間(ほぼ一日在宅)」すると回答した割合で比較すると、推し活層では1割も存在し、これは非推し活層よりも約4ポイント多い結果となっている。
■非推し活層の方が広い部屋に住んでいるが、推し活層は部屋の大きさよりも趣味や家事効率UPにコストをかける?
「お住まいの自宅の大きさ」についての問いに対しては、推し活層のボリュームゾーンは「15平方m以上20平方m未満」(17.5%)、「20平方m以上25平方m未満」(19.0%)となった一方で、非推し活層は「30平方m以上」(24.4%)が最も多くなった。
これまでの調査結果から、推し活層は部屋の大きさへのこだわりよりも、高機能家電・趣味家電などにコストを掛ける傾向があると言えそうだ。
■一人暮らしする上での価値観にも推し活層は強いこだわりがある
最後に「一人暮らしをする上で大切にしている価値観」が何かについて質問したところ、どちらの層も「自分時間を充実させたい」(推し活層:60.7%、非推し活層:51.4%)が1位になった。
ただし、「特にこだわりはない」を除くと、ほぼ全ての選択肢において、推し活層の割合が非推し活層を上回る結果となり、「好きなものに囲まれて暮らしたい」、「趣味に没頭したい」に関しては、1.5倍もの差が開いている。
同じアラサー世代でも、推し活か否かによって、暮らしの価値観に大きな違いが存在することが、今回の調査を通じて明らかになったようだ。
調査概要
調査内容/普段の生活に関するアンケート
調査期間/2024年2月1日~2月13日
調査対象/全国25~35歳男女、一人暮らし経験が5年以上の会社員
有効回答数/424名
調査主体/パナソニック株式会社
調査会社/株式会社ジャストシステム
調査方法/インターネット調査
関連情報
https://panasonic.jp/life/special_09.html
構成/清水眞希