700万円からのキャブコン
続いて、700万円台から購入可能なキャブコンを2モデル、詳しく見ていこう。
■タコス「VERY RE」
クーラー、マルチルーム、発電機対応で防災にも役立ちそうなのが、タコス「VERY RE」712万8000円~(展示車両735万6800円)。
ハイエースバンがベースで、トイレにも大型収納庫にもできるフリールーム付き。走行充電システム、100Ahサブバッテリー、家庭用クーラーなどあるとうれしい機能が盛り込まれている。
ソファをベッドに展開し、大人2名が就寝できるバンクベッドを使えば4名が就寝可能だ。
リアエントランスは車内の快適な温度が逃げづらいし、ドアを開閉したときに室内が丸見えにならないのがいい。ちなみにコンロは一口でカセット式。
エントランス脇に冷蔵庫とオプションの電子レンジを設置。玄関脇に冷蔵庫があるので、購入した食品をいち早く保管できる。
オプションで発電機を装備でき、リアがその搭載位置となる。キャンプ場での発電機利用は禁止されていることが多いけれど、災害時にペットとの生活拠点とするなら備えておくとよさそう。
こちらは後部のフリールーム。防災を意識するならポータブルトイレを用意しておきたいところ。
■ロータスRV販売「Flipper」
続いて、アウトドア好きのふたりにちょうどいいのが、ロータスRV販売「Flipper」770万円~(展示車両788万400円)
ボンゴバンDXがベースでふたり旅を意識した作り。就寝スペースを無理矢理確保するのではなく、フロアベッドのみで2名就寝とし、ゆったりと過ごせるようになっている。
300Ahサブバッテリー、ルームエアコン、400Wソーラーパネル、FFヒーターが標準装備。
左右に大きな窓を備え、驚くほど開放感がある。上部の収納棚もたっぷり。
マルチルームをトイレとする場合、これでは狭すぎる。実用的じゃないように見えるが、必要なときに壁を車内側にスライドさせて拡大する変体マルチルームなのだ。使用時間が限られるトイレを最低限のスペースに抑えられるのがおもしろい。
内側にスライドさせたままベッド展開OK。
車内に40Lの冷蔵庫、そして車外にも引き出し式冷蔵庫があり、キャンプ場でオーニングを引き出してのんびりすごすときに重宝する。