■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
テントを張る手間なくどこにでもプライベートな空間を作れるキャンピングカーは、レジャーだけでなく災害時の生活拠点になると注目されている。
そんな中、日本最大級のキャンピングカー展示会「ジャパンキャンピングカーショー2024」が千葉・幕張メッセで行われ、4万6000人ものファンが訪れた。
会場には350台以上のキャンピングカーが集結したが、印象的だったのはキャブコンが高嶺の花ではなくなったということ。
バンコンの高額モデルが増え、800万円以上は当たり前。1000万円以上も珍しくなくなったのに反し、キャブコンは軽でなくても600万円台~800万円台の車両に足を止める人が多かった。
500万円からのキャブコン
では、500万円台から購入可能なキャブコンをチェックしてみよう。
■A to Z「ACE-S」
リーズナブルなのに大人が6人就寝できるのが、A to Z「ACE-S」572万円~(展示車両618万2550円)だ。
ワイドシェルになり、バンクベッドとフロアベッド、2段ベッドを活用すれば大人6人が就寝可能。ファミリーでも無理なく過ごせるキャブコンだ。
ベース車両はボンゴトラック。
500万円台スタートでは大した装備など付いてないのかと思いきや、105Ahのサブバッテリーと走行充電システム、電子レンジなどを標準装備。
オプションのFFヒーターやエアコンセットを選べば、600万円台で一年を通して過ごしやすい空間を確保できる。
ベンチレーターやサンルーフも装備され、空気の循環がスムーズ。天井にたまる熱やこもった匂いを素早く排出。
玄関脇に冷蔵庫(49L)がある。キッチンスペースは決して広くはいえないが、電子レンジが付いているので効率よく調理できそう。
バンクベッドは2000×1620mm。大人が余裕で眠れるし、寝袋や着替えなどの置き場所にちょうどいい。