『移動式マイスペース』は、いわば持ち運べる趣味部屋だ。
こだわりの空間をそのままに、部屋やガレージごと運び出すことができる。いちいち荷物の出し入れをせずともキャンプやレジャーに繰り出せるので、実に効率的で、遊び方は無限に広がる。
コロナ禍から継続中のキャンプや車中泊ブームの影響もあり、移動式マイスペースの注目度が高まっているという。そこで今回の記事では、その魅力やリリース情報についてまとめている。大手メーカー2社のコラボレーションで実現した今夏発売予定の新製品の情報もあるのでチェックしてもらいたい。
まるで動く秘密基地?『移動式マイスペース』が続々登場
移動式マイスペースや移動式ガレージと呼ばれるものは、単に荷物を積みこんで運ぶこともできれば居住空間として寝泊りすることもできる。
一般的なカーゴトレーラーよりも本格的で、トレーラーハウスよりもやや気軽なものを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。明確な定義はないが、キャンピングカーやカスタムカーのような自走車両ではなく、トレーラータイプの被けん引車両であることが前提だ。
そのワクワク感や快適性はアウトドアファンを中心に人気を集め、大人の秘密基地ともいえる独創的な移動式マイスペースが各メーカーから続々登場している。
■Snow Peak(スノーピーク)の『フィールドトレーラー』
『フィールドトレーラー』は、スノーピーク初のテント一体型カーゴトレーラーだ。
ゴツい見た目がかっこいいカーゴトランクの天井部にはルーフトップテントを搭載。居住スペースとしてはもちろん、屋外リビングスペースのタープ代わりに利用することもできる。
カーゴの荷室は最大幅172×奥行き238×高さ99cmと、アウトドア家具や自転車も収納できる大型サイズ。車上のテントは幅200×奥行320×高さ153cmの4人対応なので、ファミリーでも広々使うことができるだろう。
けん引免許不要で、自家用車に専用の部品を取り付ける(※)ことでキャンピングトレーラーとして持ち運べる手軽さも話題だ。
※けん引には総重量などその他にも条件があるため、詳細は販売メーカーに確認してください
【スノーピーク フィールドトレーラー】
価格:税込2,618,000円
販売時期:2024年4月に受注開始予定
販売店:スノーピーク店舗
参考:Field Trailer | スノーピーク * Snow Peak
■BESS(ベス)の『IMAGO -iter(イマーゴ イーテル)』
個性的なログハウスが支持されているベスから、 “走るログ小屋” として登場したのが『IMAGO -iter(イマーゴ イーテル)』だ。
国産杉の無垢材を使用した本体はまさに大人の秘密基地といった外観で、4方向に設置された窓から景色を望むことができる。ペイントなどカスタムしやすい仕様は、DIY好きとしてはたまらないだろう。
約幅200×長さ320cm、床面積6.51m²(約4畳)の丁度良いサイズ感で、室内の天井高は約240cmと背の高い男性でも余裕を持てる。
【ベス イマーゴイーテル】
価格:木屋根…税込3,861,000円/幌屋根…税込4,565,000円
販売店:BESS販売特約店
参考:IMAGO-iter|じぶん流、未来小屋。IMAGO