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【カブガールが行く】もうすぐ春!クロスカブで林道を走って体幹を鍛えるツーリングへ

2024.03.10

濃密な林道ツーリング

スタートが遅くなりましたが、ご飯を食べて元気いっぱいの状態でいざ林道へ突入です!

入り口こそはコンクリート舗装ですが、路面に大量に落ちた杉の葉と小石、そして急な上り坂が険しい道の始まりを予感させてくれます。躊躇なく進めるのは車重107kgと軽量なクロスカブだからこそ。林道では身軽さが武器になるのです。

今回の林道は「フラットダート」と呼べる程度の道。慣れているライダーと本格的なオフロード車であれば対向車に気を付けながらもスピードを出して走れるかもしれませんが、筆者とクロスカブの場合は素人のランニングぐらいのスピードが限界です。

飛ばしてしまうと衝撃を吸収できずハンドルが暴れてコントロールが効かなくなる上、いくら軽いとは言え所詮はカブ。本格的なオフロード車と比べると車重も大きく、扱い切れなくなり転倒を避けられません。

一人で崖下に落ちてしまっては取り返しがつかないですもんね。ギアを2、3速にして無理せずマイペースに、ただし足をつくことはないように、体幹を鍛えるような気持ちでバランスをとることを心がけています。

土がえぐれていたり落ち葉で路面が見えなかったりする場所でも、靴底で路面の凹凸を感じ取るような気持ちで攻略していきます。徐々に太ももがプルプルとしてきましたが、これは単純に筆者が運動不足だから。筋トレだと思って頑張ろう…!

林道ツーリングで特に怖いのは、路面の悪い急な下り坂です。重心を後ろに寄せてリアブレーキを踏みながら、慎重に…。

目の前にストンと落ちる坂は、写真や映像で見るよりも険しく見えます。下りではアクセルを回さなくても自然に進むため、恐怖心から思わずギュッとフロントブレーキを握ってしまうことも。すると途端にズルズルとタイヤが滑るような感覚とともに、バランスを失うのです。

続いて坂道とは違った意味で難易度が高いのが、ドロドロと水が溜まったぬかるみです。

左を通ればドロドロの落ち葉、真ん中を通ればヌルヌルの泥と水、右を通れば柔らかな土の山と、どのコースにも地獄が見えるスポットに思わず立ち止まってしまいました。

ブロックタイヤであればもう少し走りやすいのかもしれませんが、現在クロスカブが履いているのはIRCのセミブロック程度のタイヤ。(前モデルのハンターカブ、CT110の純正タイヤです)これが仮にレース中であれば「コケても汚れても仕方ないぜ!」と突っ込んで行くしかないのですが…ツーリングであればできるだけ泥を被りたくないのが本音です。

悩んだ末に「ここだけは足をついて進みたいし、少しでも安定して進めそうな場所で!」という思いから、一番左側のギリギリのコースを選択。靴を汚しながらも無事に通過することができました。

すべてを乗り越えたあとには、杉林が待っていました。

ここまでクリアしてきた筆者とクロスカブにとっては、杉の葉の絨毯が広がる道は怖くもなんともありません。

コースアウトしないことだけを心掛けながらスイスイと進めば…ゴールの目印、ガードレールが見えました!

30分ほどをかけてゆっくり無事に完走です。短いながらも林道のエッセンスがギュッと詰まっていて、満足度の高い道でした。この道を何度も往復して鍛えれば、次の冬には雪道がまったく怖くなくなっているかも…!?

修業はまだ始まったばかり。怪我と事故にだけは気を付けながらのんびりと上達を目指していきたいですね。

文/高木はるか

アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。

高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com

編集/inox.

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