甘いお菓子が好きな人がいれば、酸っぱいお菓子が好きな人もいるように、味の好みは人それぞれ。また、子どものころは苦手だったが大人になったら好きになったというお菓子もあるだろう。
そこでマイボイスコムは、7回目となる『味の好み』に関するインターネット調査を2024年1月1日~5日に実施したので、詳細をお伝えしよう。
お菓子の好きな味は「甘い」、苦手な味は「苦い・辛い」
味覚に対して敏感な人は、「とても敏感だ」「やや敏感だ」を合わせて4割強であった。男性は10・20代で低く、60~70代で高くなっている。女性は40代が最も低く、10・20代や60~70代で高い傾向がみられた。
好きな味は(複数回答)、「甘い」「薄い・あっさり」が各40%台、「さっぱり」「甘辛い」「スパイシー」が各30%台という結果に。
「甘辛い」「甘酸っぱい」「薄い・あっさり」「さっぱり」「クリーミィ」は女性で高く、男女差が大きくなっている。
苦手な味は(複数回答)、「苦い」「辛い」が各30%台、「塩辛い・しょっぱい」「すっぱい」が各2割強。
「辛い」「スパイシー」は女性、「塩辛い・しょっぱい」「濃い・こってり」は女性高年代層で高くなっている。
つい選んでしまう最も好きな味は、「甘い」が15.2%、「薄い・あっさり」が10.1%、「甘辛い」「スパイシー」が各1割弱となった。
女性30~50代では、「甘い」「甘辛い」が上位2位を占めた。70代では「薄い・あっさり」が最も多くなっている。「塩辛い・しょっぱい」は若年層、「濃い・こってり」は男性若年層でやや高い傾向がみられた。
お菓子類の味で好きな味は(複数回答)、「チョコレート」が52.6%、「バニラ」が38.0%、「ナッツ系」が35.3%という結果に。
「ナッツ系」「ごま、黒ごま」は女性高年代層、「ミルク」「いちご・ストロベリー」「ソーダ、ラムネ」は10・20代で高くなっている。
ここ2~3年で食べるようになった味、食べなくなった味
ここ2~3年で食べるようになった味がある人は3割弱。食べるようになった味は(複数回答)、「薄い・あっさり」「スパイシー」が約6%、「さっぱり」「辛い」が約5%となっている。
また、ここ2~3年で食べなくなった味がある人は約35%であった。食べなくなった味は(複数回答)、「濃い・こってり」が12.7%、「塩辛い・しょっぱい」「辛い」が8~9%となっており、過去調査と比べて、「濃い・こってり」は減少傾向となっている。
回答者のコメント:過去5年間での味の好み・嗜好の変化(全3,454件)
・コロナを患った影響で前より味覚と嗅覚が劣ってしまっていると感じることがあり、とくに薄い匂いや薄味がわかりづらくなった。半年以上この状態なので濃い味付けや濃い匂いの食べ物が好きになった。(男性28歳)
・甘いものをお菓子以外で食べなくなりました。(男性29歳)
・子供に合わせているので、辛い味付けのものを食べる機会が減った。(男性48歳)
・夫婦で健康に注意するようになり、味噌汁を始め惣菜も味が薄味にしているがすっかり慣れてきた。(男性68歳)
・苦いもの、辛いものなどいわゆる大人の味覚と言われるものを美味しいと感じるようになりました。(女性17歳)
・悪阻を経験してから酢の物が食べられるようになった。(女性29歳)
・甘いミルクチョコレートが好きだったけど、カカオ70%以上のものの方が好きになってきた。糖分の摂りすぎに気をつけたいと思ったのがきっかけ。(女性39歳)
・以前は濃い目の味付けが大好きだったけど、今は少しで満足して多くは食べられなくなった。(女性56歳)
調査概要
調査対象:MyVoiceのアンケートモニター
調査方法:インターネット調査
調査時期:2024年1月1日~1月5日
回答者数:9,370名
関連情報
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=30604
構成/Ara