大阪府・京都府・奈良県・兵庫県・滋賀県・和歌山県からなる関西エリア。同エリアにおいて、賃貸物件を借りて住んでいる人、持ち家を購入して居住している人にとって最も「住み心地が良い街」とは、それぞれいったいどこになるのだろうか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2023<関西版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、関西(大阪府・京都府・奈良県・兵庫県・滋賀県・和歌山県)に居住する20歳以上の男女合計141,941名を対象に集計したものだ。
「借りて住んだ街(駅)の住みここち」トップは、神宮丸太町
「借りて住んだ街(駅)の住みここち」ランキングにおいて、1位は、京都府京都市左京区に位置する神宮丸太町で、昨年5位から順位を上げた。2位は、兵庫県明石市に位置する西新町。3位は大阪府大阪市天王寺区に位置する四天王寺前夕陽ケ丘で、昨年8位から順位を上げてトップ3入りしている。
トップ10内では、7位の西宮北口(昨年17位)、10位の六甲道(昨年24位)が昨年から順位を上げて新たにランクインしている。
「借りて住んだ街(自治体)の住みここち」トップは、兵庫県芦屋市
「借りて住んだ街(自治体)の住みここち」ランキングにおいて、1位は兵庫県芦屋市で、昨年3位から順位を上げた。2位は3年連続で大阪府大阪市天王寺区、3位は大阪府大阪市北区となった。
「買って住んだ街(駅)の住みここち」トップは、丸太町
「買って住んだ街(駅)の住みここち」ランキングにおいて、1位は京都府京都市中京区に位置する丸太町、2位は、兵庫県西宮市に位置する苦楽園口となった。3位は、大阪府大阪市中央区・北区に位置するなにわ橋A[近接駅の北浜(地下鉄堺筋線)・北浜(京阪本線)・なにわ橋を統合]で、昨年8位から順位を上げた。
トップ10内では、7位の住吉(昨年11位)、9位の松ケ崎(昨年は累計回答数が20名未満でランキング集計対象外)、10位の谷町六丁目A(近接駅の谷町六丁目・松屋町を統合)(昨年12位)が新たにランクインしている。
「買って住んだ街(自治体)の住みここち」トップは、2年連続で大阪府大阪市中央区
「買って住んだ街(自治体)の住みここち」ランキングにおいて、1位は、2年連続で大阪府大阪市中央区だ。大阪市中央区は、唯一偏差値70台の高い評価を得ている。2位は大阪府大阪市天王寺区、3位は兵庫県芦屋市。2・3位ともに昨年より順位を上げて、トップ3入りしている。
「借りて住んだ街」は都心の街、「買って住んだ街」は郊外の街を重視。回答属性による評価の違いも。
「借りて住んだ街」では、上位に大阪府大阪市天王寺区・北区や京都府京都市中京区などの都市部が上位にランクインしている。一方、「買って住んだ街」では、大阪府大阪市中央区や天王寺区などの都市部だけでなく、奈良県北葛城郡王寺町・大阪市福島区・兵庫県神戸市東灘区・灘区など閑静な住宅街もランクインしている。
これは、回答者の婚姻歴や子どもの有無についての属性の割合が賃貸と持家居住者で異なっており、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価している傾向があるようだ。
借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング〈1位~50位〉
買って住んだ街(自治体)の住みここちランキング〈1位~50位〉
構成/こじへい