災害発生時、あなたはどこから情報を収集しているだろうか?テレビやラジオ、インターネットという人もいれば、近年はSNSを活用しているという人も多いことだろう。SNSは情報収集するだけではなく、発信や拡散できることも特徴の一つだ。
では実際のところ、どのくらいの人が災害時にSNSでの発信や拡散を行っているのか。
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、「災害時におけるXの利用経験」に関する調査レポートを発表した。
災害時にXで災害情報を発信・拡散した経験がある人は2割
どのくらいの人が、災害時にXで災害情報の発信や拡散をしているのか調査した結果、約2割が実施していることがわかった(図1)。年代別に見ると、若年層ほど発信・拡散した経験は多くなっていた(図2)。
図1. 災害時にXで災害情報を発信・拡散した経験 (n=4,388)
図2. 災害時にXで災害情報を発信・拡散した経験(年代別) (n=4,388)
自身が被災した時にXで発信9.1%
次に被災の有無別で、Xにおける発信・拡散の割合を見ていく。発信に関しては、自身が被災した時に行った場合が多い。拡散については大きな差は見られなかった。
図3. 災害時にXで災害情報を発信・拡散した経験(詳細) (n=4,388)
災害時の災害情報の発信・拡散はXが多い
他のサービスを見ると、発信・拡散した経験があるサービスはXを除いて、いずれも5%未満だった(図4)。
<調査概要 ―「2023年防災調査」―>
調査方法 Web
調査対象 全国 15~79歳男女
有効回答数 8,991
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年11月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい