ゲオホールディングスは、2018年から実施して今回で7回目となる「不要品(※)の手放し方に関するアンケート調査」の結果をグラフと図表にまとめて発表した。本稿では、その概要をお伝えする。
(※)ゲオホールディングスでは、今、自分にとって必要ではない品物を「不要品」と定義している。
モノを売ることが身近な選択肢となり、 生活者の意識変化に繋がる
■1-1.家に不要品(今、自分にとって必要ではない品物)はありますか?
家に不要品が「ある」「たぶんある」と回答した人は合計で1660名(85.4%)、「たぶんない」「ない」と回答した人は合計で216名(11.1%)だった。
この結果から家に不要品がある人が8割以上いることがわかる。
■1-2.どんな不要品がありますか?
家にある不要品で最も多かったのが、「衣料・服飾品(バッグ・靴・アクセサリーなど)」。次いで「CD・DVD」が2位、「本・マンガ・雑誌」が3位という結果に。
「その他」と回答した人の中には、「自転車」「タイヤなどのカー用品」などもあった。
■2-1.今までに不要品を手放した(捨てる/譲る/売るなど)ことがありますか?
■2-2.不要品を手放したことがない理由はなんですか?
※設問2-1で「いいえ」と回答した人のみ(回答者:185人 複数回答)
■2-3.これから不要品を手放す場合、まず何を手放しますか?
※設問2-1で「いいえ」と回答した人のみ(回答者:185人 複数回答)
今まで不要品を手放したことがない人の理由で最も多かったのは、「面倒くさいから」だった。
また、「これから不要品を手放す場合、まず何を手放しますか?」という設問の回答では、1位が「衣料・服飾品(バッグ・靴・アクセサリーなど)」、2位が「CD・DVD」という結果に。
「その他」と回答した人の回答の中には、「携帯電話」「ダイエット器具」などがあった。
■3.今までに何を手放したことがありますか?
※設問2-1で「はい」と回答した人のみ(回答者:1759人 複数回答)
手放したことがあるものの1位は、「衣料・服飾品(バッグ・靴・アクセサリーなど)」で60%以上の回答を集めた。2位「CD・DVD」、3位「ゲームソフト・ゲーム機器」、4位「本・マンガ・雑誌」も50%以上の回答を集めている。
■4.手放した理由を教えてください
※設問2-1で「はい」と回答した人のみ(回答者:1759人 複数回答)
手放した理由では「長い間使用していなかったから」を回答した人が70%超で最も多く、次いで「家にものが多いと思ったから」が続く。
3位の「売却したかったから」は昨年の調査から一つ順位を上げており、売却することが目的で不要品を手放すという行動が一般的になってきたと推測できる。
■5-1.不要品を手放してよかったことはありますか?
※設問2-1で「はい」と回答した人のみ(回答者:1759人)
■5-2.不要品を手放してよかったことはなんですか?
※設問5-2は設問5-1で「はい」と回答した人のみ(回答者:1693人 複数回答)
不要品を手放してよかったことが「ある」と回答した人は96%に達した。
よかったことでは、「家の中がスッキリとした」が約75%で1位、次いで「不要品をお金に換えることができた」が約60%となっている。
■6.不要品をどのように手放しましたか?
※設問2-1で「はい」と回答した人のみ(回答者:1759人 複数回答)
不要品の手放し方では、「リユースショップ・リサイクルショップに売る」が昨年の58.5%から約20ポイント上昇の79.1%の回答を集めて1位となった。
次いで2位は昨年同様「捨てる」だが、57.8%から39.2%へ大きく割合が減少している。「フリマやネットアプリに出品して売る」は昨年と同じ4位ながら、割合は19.3%から26.0%へ増加した。
フリマアプリの台頭やリユース・リサイクルショップの増加などによって、不要品を売ることがより身近な選択肢となっていることが表れていると言えるだろう。
■7.手放す不要品を売る場合、何を重視しますか?
※設問2-1で「はい」と回答した人のみ(回答者:1759人 3つまで選択可)
手放す不要品を売る場合に重視していることの1位は「価格」だった。この「価格」を重視するという回答は、昨年と比較して約8ポイント増加しており、不要品の売却が定着したことで価格を重視する人が増えていることの表れだろう。
また、5位の「サービス、対応の良さ」は、昨年の9位から大きくランクアップしています。買取を行なう店舗やサービスの増加によって、「サービス、対応の良さ」を重視する人が増加していると分析できる。
調査概要
調査対象/「ゲオアプリ」会員
回答者数/1944名
実施期間/2024年2月9日から2月12日
構成/清水眞希