車内で本格的なカラオケが楽しめる!?BYDがミドルサイズSUV「ATTO 3」をアップデート

BYD Auto Japan（BAJ）は、日本で発売するEVモデル第1弾となるミドルサイズSUV「BYD ATTO 3（ビーワイディーアットスリー）」をアップデートし、2024年3月1日（金）より販売を開始することを発表した。

BYDの世界戦略EV「BYD ATTO 3」

このスポーティーで躍動感あふれるデザインが特徴の「BYD ATTO 3」は、ヨーロッパで実施されている自動車安全性評価テストEuro NCAPで最高評価の5つ星を獲得するなど、高い安全性が裏付けられたBYDの世界戦略EVで、2022年2月に中国で販売を開始して以降、オーストラリアやタイなどのアジア太平洋地域および欧州でも発売されている人気モデルとなる。

※画像はイメージ

「BYD ATTO 3」は、BYDが独自開発した「ブレードバッテリー」を搭載したEV専用のプラットフォーム「e-Platform 3.0」を採用し、470kmの航続距離（WLTC値）と高い安全性、フラットな床面によって広い車内空間と440Lの荷室容量を実現している。

なお、この「ブレードバッテリー」は、BYDが2021年に発表した最新型のリン酸鉄リチウムイオン電池で、高い安全性、優れた航続性能、強度、長寿命を特徴としている。

ハードウェアとソフトウェアの両面をアップデート

今回のアップデートでは、新色として「コスモスブラック」を採用したほか、内装色にも「ブラック/ダークブルー」が追加となった。また、ボディカラーに合わせウインドウトリムとDピラープレートもブラックに変更となった。さらにテールゲートのロゴデザインが変更になったほか、車用サンシェードがより厚みのある形に改良された。

また、快適で楽しく便利な移動体験を提供すべく、大型タッチスクリーンのサイズを12.8インチから15.6インチに変更したほか、BYD Storeが追加され、「Amazon Music」「検索ブラウザー」「カラオケ」の3つのアプリ取得が可能となった。

この「検索ブラウザー」では、携帯電話のデザリングまたはWi-Fiに接続することでインターネット検索が可能となる。また、「カラオケ」アプリでは、車内でカラオケ音源を流せるだけでなく、別売り販売予定のマイク（販売時期、価格などは未定）を使用することで、より本格的にカラオケを楽しむことができる。

【アップデートポイント一覧】

BAJは、2023年1月よりミドルサイズSUV「BYD ATTO 3」、2023年9月よりコンパクトEV「BYD DOLPHIN」を日本に導入した。この2車種に加えて、2024年中期にはハイエンドEVセダン「BYD SEAL」を発売開始予定。さらに、2025年、2026年にもそれぞれ1車種ずつ新型EVの導入を予定している。今後もeモビリティの選択肢をより広げるため、販売車種を拡大していくとしている。

関連情報：https://byd.co.jp/e-life/cars/atto3/

構成／土屋嘉久