「メンズコスメだけでは理想の肌に近づかない」20代美容男子に聞くインナービューティーライフ【後編】

メイクアップが好きなてっぺいさんのポーチの中身

てっぺいさんが普段持ち歩いているコスメポーチの中身を見せてもらった。

日焼けどめ効果があり、肌色や肌質を整える下地にファンデーション、シェーディング用のパウダー、涙袋ライナーなど、メイクアップのお直し用のアイテムを持ち歩いているそうだ。

ふたりは韓国好き、美容好きという共通点があり、Instagramを介して知り合ったそうだ。取材の翌週も、同じ韓国＆美容好き仲間の男性の誕生日パーティで会う予定だという。開催する場所は、やはり新大久保の韓国料理店で、美容情報などを交換したりして盛り上がるとか。

「美容男子」ブームよりも前から美容に目覚めているふたりは、美容歴が長い。さまざまな時期を経て、同じ「美容好き」といっても全く違うスタイルに辿り着いていることがわかった。そんなふたりがSNSでつながり、美容のコミュニティの輪を広げていることを思うと、今はまだ大多数派ではなくとも、男性が美容に気を遣うのが当たり前の時代はそう遠くなく、「美容男子」という言葉が使われなくなるのも時間の問題かもしれないと感じさせた。

「地道な努力による結果が自信に」20代美容男子に聞くインナービューティーライフ【前編】

男性の美容熱がどんどん高まっている。30～50代の男性でも、コロナ禍をきっかけに身だしなみとしての美容に目覚めた人が増えている。一方で10～20代の男性の美容は...

取材・文／安念美和子