地道な努力を習慣化できたことが自信に
小野慶人さん /23歳 PRコンサルタント・役者 Instagram @Kx0lx8
現在、小野さんは「美は内側から」を体現するかのごとく、インナービューティに力を入れた生活を4~5年継続している。
「高校生のときは、韓国のドラマやアイドルを見てそうなりたいと思い、髪型や服装を寄せていたけれど、元のベースの部分が全然違うので、真似事しても飾っているだけだと気づきました。
今も韓国カルチャーは大好きですが、美容に関しては内側からの美しさを実現したいなと思っていて。透明感のあるツヤ肌になりたいなど自分の理想像はありますが、誰かを目指しているというのはありません」と小野さん。
日々は会社員として働きながらも、2~3時間の間隔でビタミンCのサプリを摂るのを欠かさない。
食事に関しては、何をどれくらい食べたらどんな栄養素がどれくらい摂れるかは頭に入っているので、基本的には自炊をしている。
しかしPR会社勤務だと帰りが遅そうだし、先輩とランチなどもあるのでは?と聞くと、答えは明快だった。
「帰りは基本的に遅いですが、鍋やオートミールなどで簡素化しつつ美味しく食べたり、ご飯を週末にまとめて冷凍したり工夫しています。
先輩とランチに行ったり、週末に友達と遊んだりするときは、チートデイとして自由に食べて楽しみます。栄養とカロリーがだいたい頭に入っているので、それを前提で他の食事でバランスを取る習慣があるので、体重のコントロールは自由にできますし、焦ることもありません」
「ストイックでコツコツやるのが好き」という性格がまさに現れている小野さん。美容に力を入れてよかったことを聞くと
「もともと肌のコンプレックスや太っていたりで自己肯定感が低い人間でしたが、自分で継続して習慣化できて、それが肌のきれいさとかに繋がったことが、すごく自信になっています」という。
左は中学生時代の小野さん、右はダイエット後
昔は即効性を求めて急なダイエットで入院することもあったそうだが、きちんと知識をつけて楽ではない地道な努力を続けることで、なりたい方向に近づけている結果を得た経験は、美容のみならず仕事やほかのことにも生かされそうだ。
インナービューティ派の小野さんのポーチの中身
日焼け止めやサプリ、バームやリップクリームなど、肌の状態を整えるものに加え、ベースパウダーと涙袋をつくるライナーなど、さり気なくメイクできる用品も持ち歩いているそうだ。
後編では、小野さんの友人のメイクアップ好き美容男子・てっぺいさんの話を聞いていく。
「メンズコスメだけでは理想の肌に近づかない」20代美容男子に聞くインナービューティーライフ【後編】
「美容男子」という言葉が使われ始めて数年たち、美容に関心の高い男性もさまざまな方向へ進化している。 前回はインナービューティに力を入れている小野さんに話を聞いた...
取材・文/安念美和子