男性の美容熱がどんどん高まっている。30~50代の男性でも、コロナ禍をきっかけに身だしなみとしての美容に目覚めた人が増えている。一方で10~20代の男性の美容は一歩先を行っていて、身だしなみとしてではなく、メイクそのものを楽しむ人が増えていたりと「美容男子」もさまざまな方向へ進化している。
そこで今回は、仕事を持つ「美容男子」は実際にどんな美容活動をしているのか、美容男子のリアルを探るべく、話を聞いた。
コロナ禍が食生活やスキンケアを徹底的に見直すきっかけに
左/てっぺいさん 22歳 右/小野慶人さん 23歳
右の小野さんはPR会社に勤務しながらモデル・役者活動もしている23歳の男性だ。
小野さんが美容に興味を持ったのは、高校1年生のとき。韓国人アーティストに憧れたのがきっかけだ。しかし当時は小学1年生から続けていた野球部に在席しており、周囲には美容好きの人はいなかった。
肌が荒れているのが悩みだった高校三年生のころ
高校三年生のときに、美容と深い関連があることから栄養学を学び資格も取得、筋トレにはまったそうだ。
「コツコツ筋トレして結果が出るストイックさが自分に合っていたので楽しくなってしまい、間違ってしまった」と小野さん。
元スポーツ少年なだけに、うっかりマッチョになってしまった小野さん。
大学入学時の小野さん
大学に入り、1年生の後半ごろに「自信も持てるようになり良かったですが、目指していたもの(K-POPアーティスト風)とは違うなとハッと気づきました(笑)」
そこから栄養学の知識を生かし、必要な栄養素は取り入れながらも総摂取カロリーを減らしていき、入学時は60kgだった体重を45kgまで落とすことに成功。モデル・役者の仕事にもつながった。
メンズ向けBBクリームのモデルにも採用された
大学2年生時にコロナ禍に突入。自分を見つめなおす時間ができたことから、芸能への挑戦、さらに食生活の改善やスキンケアを根本から見直すことに着手。現在の生活のベースができたという。