太陽光発電システムの設計・建設・メンテナンスを展開するエクソルは、オリジナル太陽光パネル「高電圧 マルチ・パフォーマンス・モジュール VOLTURBO」の新モデル「XLN56-230SC」を開発。2024年夏に発売を開始する予定だ。
「XLN56-230SC」は、太陽電池セルをすべて直列接続することで高電圧化(特許出願中)を実現した太陽光パネル。200通りの屋根への設置シミュレーションにより、小型化にも成功したと同社は説明している。
VOLTURBO 「XLN56-230SC」
日本の住宅屋根に最適なサイズで、通常より多くの太陽光パネルが設置可能に
VOLTURBOの新モデル「XLN56-230SC」は、現行モデルよりもさらに小型化したサイズを実現。これは200通りの屋根を、いくつものサイズパターンでシミュレーションして突き詰めた日本の住宅屋根に最適なサイズだという。
そのため同社によれば、屋根面積の狭い都市部や市街地等への住宅でも設置できるだけでなく、通常の屋根でも従来モデルより多くの太陽光パネルを設置することができるので、設置容量がアップする。
従来モデルよりも小型化
設置容量アップを実現
■2枚だけでも設置できるので、従来は設置できなかった屋根にも設置可能に
「XLN56-230SC」であれば、これまで載せられなかった屋根にも載せられる
従来は太陽光パネルを同じ屋根面に4枚以上設置しなければ発電できなかったが、高電圧化することにより、2枚から設置できるようになった(※)。これにより、今まで設置ができなかった住宅にも設置が可能に。
※使用するパワーコンディショナにより太陽電池モジュールの最少設置枚数は異なります。
■雨水を利用して太陽光パネル表面の汚れを落とし、長期間安定的な発電を実現
水切り加工イメージ
本製品はフレームの角に切れ込みを入れる「水切り加工」により、雨水とともにパネルの表面に付着した汚れを流す構造を採用。長期間にわたり安定的な発電を実現する。
■最新のN型セルを採用し、高い発電パフォーマンスを実現
発電能力の高いN型セルを採用。N型セルは正面からの入射光だけでなく、朝や曇りの日などの散乱光でも高いパフォーマンスを発揮する。
■「VOLTURBO」新モデルの主な製品仕様
型式/XLN56-230SC
公称最大出力/230W
モジュール変換効率/21.54%
外形寸法/1390×768×30mm
質量/11.5kg
構成/清水眞希