2024年1月13日、大阪・心斎橋エリアに誕生したスモール・ラグジュアリー・ホテル「Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新(キュヴェ・ジェイツー・ホテル・オオサカ・バイ・オンコチシン)」。
「シャンパーニュ」をコンセプトにした世界初となるオフィシャル・シャンパン・ホテルで、11の名門シャンパーニュ・メゾンと11の異なる客室を造り上げた、世界初のホテルだ。
シャンパーニュ好きにとって夢のようなホテルだが、なぜそのようなホテルが実現できたのかーー。その背景を、総支配人の佐長東彦さんに伺った。
各客室が、各シャンパーニュ・メゾンとのコラボレーション
Cuvee J2の最上階「ボランジェルーム」。
Cuvee J2は「シャンパーニュの世界を知れば、日常はもっと優雅になる」という想いのもと、シャンパーニュを深く知り、味わうことができるラグジュアリーホテル。
コラボレーションした11のメゾンは、「ボランジェ」「シャルル・エドシック」「レア・シャンパーニュ」「テタンジェ」「ジョセフ・ペリエ」「ニコラ・フィアット」「ラリエ」「ジャン・ヴェッセル」「テルモン」「キュペルリー」「ドゥモアゼル」。
世界的建築家・小川晋一さんが手がけた14階建ての4~14階にある1フロア1室の客室が各メゾンの世界観を表現する内装となっており、各メゾンの特別なシャンパーニュ1本を客室で堪能することもできる。
Cuvee J2 Hotel Osaka by 温故知新 総支配人 佐長東彦さん。
フランスのシャンパーニュでは生産者直営のホテルがそれぞれに存在するが、Cuvee J2のようなホテルは、世界的にも初めて。それが日本で誕生した背景には、日本のシャンパーニュ消費量も関係している。
佐長さん「フランスから輸出される、シャンパーニュ輸出量はアメリカ、イギリスに続き日本が第3位。ほかにも富裕層の多い国はありますが、日本人は1980年代からシャンパーニュを価値のある存在として認識しており、シャンパーニュをコンセプトとしたホテルも需要が見込まれると考えました」