LINEヤフーは2023年下期(10月)のインターネット利用環境に関する調査を実施。結果をグラフと図表にまとめて発表した。
同社では、インターネットのコミュニケーションプラットフォームの一翼を担う会社の責務として、よりよいサービス提供のためにさまざまな調査研究を行なっており、その一環として、2016年4月より半期に一度スマートフォン等でのインターネット利用に関する定点調査を実施している。
日常的なインターネットの利用環境は全年代で「スマホのみ」が最多
・「スマホ」でのインターネット利用者は、15~79歳全体で91%。「PC」での利用者は38%となった。
・構成比としての最多は「スマホのみ」の利用者で、54%となった。
・「スマホとPC」の併用は37%、PCのみの利用者は1%となった。
■直近3年間の推移では「スマホのみ」でのインターネット利用者が増加傾向
・直近3年間のインターネット利用者の推移をみてみると、全体では「スマホのみ」のインターネット利用者が増加傾向にある。2021年4月(46%)と比較すると、2023年10月は8pt上昇の54%という結果になった。
・男女別でみても、いずれも「スマホのみ」でのインターネット利用者が増加傾向にある。2021年4月の調査結果(32%)と比較すると、男性は2023年10月に41%となり、9pt上昇。女性は59%から66%と、7pt上昇した。
■年代別では60代以上のシニア層、「スマホ」でのインターネット利用者の増加傾向が顕著
・2023年10月の調査結果において、10〜50代の「スマホ」の利用者は、95%以上の高水準となった。
・60代以上のシニア層においては、「スマホ」でのインターネット利用者の増加傾向が顕著。2023年10月の調査で、60代は86%、70代は65%の利用率となった。
調査概要(2023年10月調査)
調査地区/全国
標本抽出方法/住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
調査方法/調査員による個別訪問留置調査
調査対象者/15~79歳の男女 合計1174サンプル(人口構成比に沿って抽出)
関連情報
https://www.lycorp.co.jp/ja/
構成/清水眞希