漢字の名前ランキングでは「琥珀」「茶々」がそれぞれトップ
漢字で表記される名前では、男の子部門で昨年2位の「琥珀」が1位となった。昨年は1位に1頭差の2位であったが、今年は2位に26頭差をつける、堂々のトップに輝いた。
女の子部門では昨年8位の「茶々」がトップに。2022年のランキング以来、2年ぶりに1位に返り咲いた。
男の子部門2位の「茶々丸」は、人気漫画『鬼滅の刃』に登場する猫の名前として人気となり、同漫画アニメ化翌年の2020年から2022年まで、男の子部門で3連覇していたが、昨年は3位、今年は2位と、影響が少し落ち着いてきた様子。
2024年「人気猫種ランキング」では、スコティッシュ・フォールドが16連覇
「スコティッシュ・フォールド(7,811頭)」が16連覇を達成した。愛らしい丸顔や、人になつきやすい性質などから多くの人に愛されているようだ。
2位「混血猫(6,154頭)」、3位「マンチカン(5,891頭)」と続き、5位までの順位に変動はなかった。
また、昨年7位の「サイベリアン(3,561頭)」が6位に、9位だった「ノルウェージャン・フォレスト・キャット(3,168頭)」が7位となり、それぞれ順位を上げている。
今回は人気猫種のランキングとあわせて、珍しい猫種も調査した。アニコム損保の契約が1頭だけだった3種を紹介しよう。
・オーストラリアンミスト
オーストラリア原産で、「ミスト(霧)」のように淡く美しい被毛が印象的。近年交配が進められた猫種であるため、名前を初めて聞いたという人も多いのではないでだろうか。
・ジャパニーズ・ボブテイル
日本猫に起源を持つ猫種で、短く丸まったしっぽが最大の特徴。
・ヨーロピアン・ショートヘアー
「イエネコの元祖」と言われるほど長い歴史を持つ猫種で、ヨーロッパの土着猫を種としてまとめる取り組みから生まれた。
人気の猫種も珍しい猫種も、それぞれ異なる特徴があり、個性がある。人気に左右されず、それぞれについてしっかり理解することが、猫と飼い主双方の幸せにつながる。
猫種の特徴を理解し、愛情を持って日々一緒に暮らしていけば、きっと素晴らしいパートナーになってくれるだろう。
調査概要
調査方法:2023年2月1日から2024年1月31日にアニコム損保の「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の猫53,892頭の名前、猫種を集計
関連情報
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/9354.html
構成/Ara