2023年の合計年間購入金額と1人当たりの保有個数
2023年(1年間)に購入した商品の合計購入金額について聞いたところ(表6)、平均金額はプラモデルで25,740円、フィギュアで26,105円という結果に。
ボリュームゾーンはいずれも「1万円~3万円未満」が最も多く、「10万円以上」という回答は、プラモデルで5.4%、フィギュアで7.2%となった。
また、保有個数について聞いたところ(表7)、1人当たりの保有個数の平均はプラモデルで24.4個、フィギュアで24.9個。
ボリュームゾーンはいずれも「5~9個」だが、「100個以上」という回答もプラモデルで8.8%、フィギュアで8.2%であった。
■表6‐2023年の商品合計購入金額
■表7‐1人当たりの保有個数
プラモデル・フィギュアに費やす時間/あなたにとってどのような存在か?
1週間にかける時間は(表8)、プラモデルで平均3.5時間、フィギュアで平均2.3時間となり、組み立てや塗装などの工程があるプラモデルの方が、約1時間平均時間が長くなっていた。
年代別でみると、プラモデルは18-29歳が平均4.1時間で最も多く、フィギュアでは30-39歳が2.6時間で最も多い結果に。
■表8‐1週間にかける時間
※平均時間/週の算出方法…選択肢の中間値で算出
また、プラモデル・フィギュアユーザーに、自身にとってプラモデル・フィギュアはどういう存在かと聞いたところ(表9)、両ユーザーで、「ワクワク/ドキドキなど、嬉しい・楽しい気持ちにしてくれる」「リラックスや気晴らしになり、ストレスを和らげてくれる」「自分1人の世界観を作り上げてくれる」という回答がいずれも6割を超えていた。
感動や楽しみを与えてくれるだけでなく、リラックスやストレス緩和など、日常生活にはなくてはならない存在になっていることも判明。
■表9‐プラモデル・フィギュアはどのような存在か(上位3位)
調査結果から、プラモデル・フィギュアユーザーは若い世代ほどSNSの活用に積極的であり、特に情報の収集や発信・共有において顕著であることが分かった。
また、情報発信・共有をしている人の多くが、“自身の趣味への共感者を発見する”ことを目的にしている傾向がうかがえる。
プラモデルとフィギュアの楽しみ方には違いがあるものの、企業とユーザー、あるいはユーザー同士がつながるコミュニケーションの場の充実やファンコミュニティの形成が、今後のファン層の拡大やプラモデル・フィギュアの楽しみ方の幅を広げる1つのキーワードになるのかもしれない。
調査概要
調査期間:2023年12月14日(木)~12月18日(月)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査対象:18歳~59歳の男女1,000人 ※2023年にプラモデル or フィギュアのいずれかを自分のために購入した人
関連情報
https://www.bandaispirits.co.jp/
構成/Ara