シグマは、35mmフルサイズ対応の魚眼レンズ「SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Art」(Lマウント用/ソニーEマウント用)を3月14日に発売する。価格はオープン。SIGMAオンラインショップでの販売価格は330,000円。
サジタルコマフレアを中心に各収差を良好に補正することで、優れた点像再現性と高い解像感を実現!
「SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Art」は、世界初(※)の35mmフルサイズ対応F1.4対角魚眼レンズ。
最新の光学設計により各収差を徹底的に補正しており、魚眼ならではの特徴的な表現と、開放から画面全体における高い解像力を実現する。
具体的には、特殊低分散ガラスのFLD4枚、SLD3枚、非球面レンズ2枚を含む15群21枚の贅沢なレンズ構成を採用。サジタルコマフレアを中心に各収差を良好に補正することで、開放から画面全体で星景写真撮影にも耐えうる点像再現性と高い解像力を達成している。
また、魚眼レンズの魅力である迫力のある歪曲効果により、180°の画角で独特な遠近感や被写体の強調といった表現が楽しむことが可能。
魚眼レンズのユニークな表現性と驚くほどの高解像の融合という唯一無二の描写力で、これまでの魚眼レンズの常識を超える表現を可能にするという。
さらに、画質を低減させるフレア、ゴーストに関しては、最先端のシミュレーション技術をもとにあらゆる条件の入射光に対し対策を行なっており、その高い逆光耐性により、どんな光の条件下でもクリアで抜けの良い撮影が可能だとしている。
このほか、撮影をサポートする機能として、MFLスイッチやレンズヒーターリテーナー、リアフィルターホルダーを搭載し、星景ロック機構・フィルタースロット付き専用フロントキャップと三脚座も付属。
加えて、任意の機能を割り当てられるAFLボタンや絞りリングをはじめとした、撮影をアシストする各種機能も搭載し、AFアクチュエータにはリニアモーター HLA(High-response Linear Actuator)を採用。防塵防滴構造採用など高い耐候性と堅牢性も確保している。
主な仕様は、レンズ構成が15群21枚(FLD4枚、SLD3枚、非球面レンズ2枚)、画角が180°、絞り羽根枚数が11枚(円形絞り)、最小絞りがF16、最短撮影距離が38.5cm、最大撮影倍率が1:16。外形寸法(最大径×長さ)はLマウントがφ104.0×157.9mm、ソニーEマウントがφ104.0×159.9mm。質量はともに1,360g。
ケース、カバーレンズキャップ(LC1040-01)、三脚座(TS-141)、リアキャップ(LCR II)、プロテクティブカバー(PT-51)、ガイドプレート(GP-21)、ショルダーストラップが付属する。
※ 民生用の35mmフルサイズカメラ用の交換レンズとして。(2024年2月現在、同社調べ)
製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/a024_15_14/
構成/立原尚子