KDDIは、メタバース・Web3サービス「αU」とGoogleの高性能な生成AIモデル「Gemini Proモデル」などの連携により、利用者が身近に体験できる生成AIサービス提供を目指す取り組みを開始したと発表した。
服の画像1枚から体形に沿った試着イメージを生成し、店舗に訪れなくても自分が着たイメージを確認できるショッピング体験などを提供
KDDIは、メタバース/ライブ配信/バーチャルショッピングなど、現実と仮想を軽やかに行き来する新しい世代に寄り添ったメタバース・Web3サービス「αU」を提供している。
同社では、この「αU」と「Gemini Proモデル」をはじめとするさまざまな生成AIを連携することで、クリエイティブ支援を行ない、クリエイターエコノミーを推進していくとしている。
具体的には、服の画像1枚から体形に沿った試着イメージを生成し、店舗に訪れなくても自分が着たイメージを確認できるショッピング体験や、音楽ライブ映像の空間演出をリアルタイムに生成可能なエンタメ体験などから開始し、2024年2月開催のMWC Barcelona 2024にて展示、2024年度以降に順次商用化する予定とのことだ。
また、同社は、さらなるAI活用の拡大に向けて、「Gemini Proモデル」などの生成AIとKDDIの技術を組み合わせた機能を、「αU on cloud」の名称で企業向けに提供するとのこと。
これにより、企業は、Google Cloud Marketplaceを通じて、自社製品やサービスに「αU on cloud」の生成AI機能を組み込み、高度化することが可能となる。
さらに、スタートアップ企業においては、事業共創プラットフォームKDDI ∞ Laboを通じて、大企業とのマッチングや開発サポートなど、追加支援を実施するという。
構成/立原尚子