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ソニーとKDDIが放送・メディア業界のDX推進に向けた取り組みを加速、5G SAを活用した映像関連ソリューションの提供をめざす

2024.03.01

ソニーとKDDIは、放送・メディア業界のDX推進に向けた映像関連ソリューション事業の共同推進を加速させ、その一環として、ソニーの映像伝送用通信デバイスとKDDIの5G SA(スタンドアローン)ネットワークを利用したDXソリューションの2024年内の提供開始をめざすことを明らかにした。

↑放送・メディア業界向けDXの全体像

同ソリューションを構築することで、安定的なワイヤレス中継を実現するほか、中継現場の作業負荷を軽減し業務効率化を図る

放送・メディア業界では、クラウドなどIPベースの効率的な映像制作へ移行する流れや、場所や規模を問わずリモートで映像制作できる環境を実現したいニーズの高まりがある。

特に番組中継においては、中継現場での有線ケーブルの布線(敷設)や映像処理作業のための中継車の配備などが必要であり、スタッフの働き方改革面での要望もある。

ソニーとKDDIは2023年に実証実験で、KDDIの5G SA商用ネットワークとスマートフォンの利用により、無線環境においても安定した映像伝送が可能であることを確認している。

この技術と高速・低遅延で安定した映像伝送を実現するソニーの5G対応映像伝送用通信デバイスを組み合わせた同ソリューションを両社で構築することで、安定的なワイヤレス中継を実現するほか、中継現場の作業負荷を軽減し業務効率化を図る。

あわせて、固定ネットワークやデータセンター、クラウドなどを活用した放送機材のリソースシェアリングについても技術検証を進める。

クラウド上に映像制作設備を集約し共有化することで、設備投資の効率化を図るほか、ワークシェアリングによる遠隔地などからの映像制作業務を実現。さらに撮影映像のAI解析など、放送・メディア業界の幅広い業務においてDXを進める。

関連情報
https://www.sony.co.jp/
https://www.kddi.com/

構成/立原尚子

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