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パナソニックの耳かけ型補聴器に会話の音を際立たせる機能を搭載した最上位モデル「WH-R59」が登場

2024.03.01

パナソニック補聴器は、「聞こえの進化で人とつながる」をコンセプトとする耳かけ型補聴器「R5シリーズ」から、会話音を際立たせる新機能を搭載した最上位モデル「WH-R59」を発売した。

希望小売価格は両耳1,200,000円、片耳650,000円(ともに非課税)。なお、両耳、片耳価格は、補聴器・リモコン・充電ケース・テレビアダプターのセット価格となる。

後ろや横からの音声をカットして正面からの会話音を際立たせる新機能「ボイスフォーカス」を搭載!

日本補聴器工業会の調査によると、国内の補聴器の普及率は15.2%(※1)と、欧米諸国の30~50%と比べても十分とはいえない状況に留まっている。

補聴器を使わない理由として「騒音下では役に立たない」「補聴器を使用したことがあるがよくなかった」も挙げられている。

パナソニックは、これらの声を真摯に受け止め、グループで培ってきたオーディオ技術や通信技術を活用して、より使いやすく、聞き取りやすい補聴器を開発。

「聞こえの進化で人とつながる」をコンセプトに掲げた「R5シリーズ」を2023年10月に発売した。同製品は今後、劇場や電車など公共施設での活用が期待されるBluetoothの新規格「LE Audio」にいち早く対応し、テレビやスマートフォン、タブレットなどLE Audio対応機器との接続により、クリアな音声が直接届くという新たな聞こえの提案で関心を集めている。

今回登場した「WH-R59」は、そんな「R5シリーズ」をベースに、会話音や音楽などをよりクリアに届ける性能を高めた最上位モデル。

環境に応じて背面や側面からの音声をカットし、マイクの集音範囲を前方に絞る新機能「ボイスフォーカス」を搭載している点が特徴で、これにより、目の前の相手との会話が聞き取りやすくなる。

さらに、パナソニック製補聴器として過去最高となる広周波数帯域(~9.5kHz※1)に対応。より高い周波数の音がクリアに聞こえるため、音楽や動画の繊細なニュアンスを楽しむことが可能だ。

もちろん、ほかの「R5シリーズ」の製品同様、非接触式の「置くだけかんたん充電」を採用しているので、一般的な電池交換式補聴器のように小さなボタン電池を扱う手間がかからず、充電ケースに置くだけで簡単に充電することが可能。

また、電池残量はスマホアプリ上で確認できるほか、補聴器を装着する時に装着中の補聴器本体から電池残量に応じて音声ガイドで知らせる機能も搭載する。

デザイン面では、メカニカルで金属的な印象ではなく、「やさしい」曲面を使って先進性を表現し、カラーバリエーションは、髪色や肌に合う色からファッショナブルでアクティブな色まで6色を用意。

スイッチやボタンを本体表面からなくした密閉構造で、汗や水、ホコリに強く、故障しにくさも実現している(防塵・防水国際保護等級:IP68)。

主な仕様は、チャンネル数が24ch、適応難聴度が軽度~重度。使用電池はコイン型リチウム二次電池で、電池持続時間はミドル(M)が約36時間 、ハイパワー(HP)が約30時間(※3)。

最大音響利得(HFA-FOG)はミドル(M)が50dB、ハイパワー(HP)が61dB。90 dB入力最大出力音圧レベル(最大OSPL90)はミドル(M)が120dB SPL、ハイパワー(HP)が130dB SPL。

広帯域はミドル(M)が~9.5kHz、ハイパワー(HP)が~7.5kHz。医療機器認証番号は305AKBZX00040000。

※1:一般社団法人 日本補聴器工業会「JapanTrak2022」より。自己申告における難聴者が補聴器を所有している割合。
※2:ミドル(M)利用時。ハイパワー(HP)利用時は7.5kHzとなる。
※3:使用条件または補聴器の設定によって異なる。

製品情報
https://panasonic.jp/hochouki/products/R5/

構成/立原尚子

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