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「メンブレ」という言葉を見聞きしたことはあるだろうか。メンブレは「メンタルブレイク」の略語で、SNSを中心にネットスラングとして広まった言葉。見聞きしたことがない場合には、どのような言い回しで使うべき言葉か悩んでしまうこともあるだろう。
本記事では、メンブレの正しい使い方や言い換え表現を紹介する。メンブレの原因や対策についても紹介するので、会話で使用する際、より高い解像度でメンブレという言葉を使えるようになるはずだ。
メンブレとは
メンブレはネットスラングであるため、見聞きしたことがない方も少なくないだろう。まずは、メンブレの基本的な意味や成り立ちについて見ていこう。
■メンブレの意味
メンブレは「メンタルブレイク」を略した言葉。
メンタルは精神に関わる事柄、ブレイクは壊す、崩壊する、といった意味を持つ言葉であり、これらを合わせて「精神が崩壊した」というニュアンスになる。辛い出来事があったときや苦しい状況にあるとき「メンブレしそう」のように使われる。
■メンブレの由来
メンブレはSNSを中心に広がったネットスラングであり、主に若者世代が好んで使用する言葉。
世代によっては意味が通じなかったり、死語だと思われたりしていることもあるため注意が必要だ。また、ビジネスシーンなどのフォーマルな場での使用には適さないため使用を控えるのが無難だろう。
メンブレの使い方
では、メンブレはどのように使うのか、例文で整理していこう。
■メンブレを使った例文
メンブレを使った例文としては、以下のようなものが挙げられる。
【例文】やることなすこと何も上手くいかず、メンブレしそうだ
【例文】一人暮らしでの体調不良時はメンブレしやすい
【例文】家族とケンカしちゃってメンブレ中なんだよね
メンブレは砕けた表現であるため、日常会話やメッセージといったカジュアルな場面で使うのがおすすめだ。
■メンブレの言い換え表現
メンブレの言い換え表現としては、以下のようなものが挙げられる。
メンホー
メンホーはメンタル崩壊の略語。ブレイクは崩壊の意味を持つため、メンブレとほとんど同じ意味で使われる。メンブレと同じくネットスラングの色が強い言葉であるため、ビジネスシーンなどでは使用を控えた方が良いだろう。
【例文】辛いニュースが立て続けに飛び込んできてメンホーしそうだよ
しょんどい
しょんどいは「正直しんどい」の略語。類語としては「しんどい」が挙げられるが、「正直」というニュアンスが含まれているため、「実はしんどい」といったニュアンスで使われる。一見なんでもない素振りを見せつつも、裏では辛いと感じているときに使うのが良いだろう。
【例文】順風満帆に見える日々でも、しょんどい日くらいあるものだ
病む
病むは病気になることや心を悩ますことを指す言葉。ネットスラングとしては「心を悩ます」の意味で使われることが多く、メンブレと近い意味合いで使われる。「落ち込んでいる」くらいのニュアンスで使われることもある言葉だ。
【例文】他人と比べすぎて心を病みそうだ
メンブレを引き起こす原因
メンブレを引き起こす原因はさまざまだが、ここではその一例を紹介する。
・誰にも相談できていない
・理想が高すぎる
・責任感を感じすぎている
・生活習慣が乱れている
・自由な時間をとれていない
このように心に余裕がない、悩みを発散できない環境はメンブレしやすい環境といえるため注意が必要だ。
メンブレからの立ち直り方
できる限りメンブレは避けたいが、完全に避けることは難しいもの。ここからは、メンブレしてしまった場合に立ち直るための方法を紹介する。
■自分へのご褒美を用意する
メンブレからの立ち直り方としてまず挙げられるのは、自分へのご褒美を用意すること。欲しいと思っていたものや美味しい食事など、気分転換になるものをご褒美として準備してみよう。モノだけでなく、観光や旅行といった普段と違う体験ができる時間を過ごすのもおすすめだ。
■信頼できる人に話を聞いてもらう
信頼できる人に話を聞いてもらうのも、メンブレしているときに有効。話すことで気持ちが楽になるとともに、ぼんやりとした不安が明確になっていくはずだ。一人で悩むとマイナスな考えに陥ることも多いため、気分転換も兼ねて相談してみることがメンブレから立ち直るきっかけになるだろう。
十分な睡眠をとる
十分な睡眠をとることも、メンブレから立ち直るために有効な対策。睡眠不足はメンタルに悪影響を与えるため、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていることもあるだろう。
睡眠は気持ちのリセットにつながるため、睡眠をはさむことで気持ちの切り替えができた経験を持つ方も多いはずだ。夜はマイナス思考に陥りやすいため、一度睡眠をとって、日中に考えなおすと案外簡単に悩みが解決することもある。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部