グラビアアイドル 沢口愛華さん
人生の重大な決断はマンガの何気ないシーンが後押ししてくれた
2003年2月24日生まれ。15歳の時に「ミスマガジン2018」グランプリを受賞し、グラビアアイドルの最前線へ躍り出る。『踊る!さんま御殿!!』(日テレ系)では「国民的漫画家&漫画で人生を学んだ有名人」に出演し話題に。
「何度でも決断していい」そう思えるようになった
数々の雑誌の表紙を飾り〝令和のグラビア女王〟とまで呼ばれるほどひっぱりだこな沢口愛華さんは、2023年9月にそれまでの事務所からホリプロへ移籍した。
「本当はグラビアを含めて芸能界を引退して、普通に働こうと考えていたんです。そんな時に今の事務所が『可能性がたくさん広がっているのにもったいない。芸能を続けてみないか』と声をかけてくださって、迷いました。そんな時、背中を押してくれたのがマンガでした」
そのひとつが『宇宙兄弟』のワンシーンだった。
「NASAの偉大な宇宙飛行士・エディの『〝決定〟なんて何回したっていい』という言葉にハッとさせられました。
自分の価値観って、年を重ねたり環境が違ったりすると変わるじゃないですか。でも世間の求めるグラビアアイドルとしての『沢口愛華』は一貫性がなきゃダメだと思っていて、みんなが抱いている理想像を維持できるか悩んでいました。そんな時にエディのこのセリフに出会って『いい方向に進むためなら、何度でも決断していいんだ』と思えるようになりました」
何かを始めるのに必要なのは〝チョコっとの好奇心〟
事務所を移籍してまでこの仕事を続けるか──悩んでいた際に思い出したもうひとつのマンガが『ハイキュー!!』だった。
「バレーボール部のマネージャーとして主人公たちをサポートする清水さんの『スタートに必要なのはチョコっとの好奇心くらいだよ』ってセリフが頭をよぎったんです」
15歳という若さで本格的に芸能界入りし、つらいことも多く経験してきた。それでもグラビアを続けたいという気持ちは、まだ沢口さんの心でくすぶっていた。
「当時の私は、世間に胸を張れるほど確固たる意志で仕事をしていたわけではありませんでした。それを負い目に感じていましたが、同時に自分の居場所を作ってくれた『グラビア』という仕事に感謝もしていました。グラビアを通じていろんな出会いや、雑誌の連載など新しいお仕事に触れる機会ももらいましたから。『つらいこともあったけど、もう少しこの仕事を続けてみたい』というのが、私の〝小さな本心〟だったんです。
そんな時にこのセリフを思い出して、『今の私でも、芸能の仕事を続けていいんだな』と考えられるようになりました。じゃあこの気持ちに嘘をつく理由はないな、と思いグラビアアイドルとして〝再スタート〟できたんです」
【1】自分に打ち勝つ主人公の姿にがんばる勇気をもらえる
『宇宙兄弟』
小山宙哉
講談社 既刊43巻
将来、宇宙飛行士になることを誓い合った南波六太と弟の日々人。19年後、日々人は夢をかなえ宇宙飛行士になった一方、六太は勤務先の会社をクビになっていた。そんな六太のもとに、JAXAの宇宙飛行士選抜の書類審査通知書が届いたことから、兄弟で再び宇宙を目指す。
【2】前に進みたい時に読むと勇気をもらえる
『ハイキュー!!』
古舘春一
集英社 全45巻
地元のエース〝小さな巨人〟に憧れた日向翔陽はバレーボールを始める。中学3年、最初で最後の公式戦で「コート上の王様」の異名を持つ天才、影山飛雄に敗北する。リベンジを果たすため、烏野高校に合格しバレー部に入部するが、そこには影山の姿もあった。
【3】直視できないまぶしさがクセになる!
『清く貧しく』
菅原じょにえる
双葉社 全2巻
高校2年生の古井亜美は、他界した父が残した借金返済のため、母と弟の3人でつつましい生活を送る。そんな中でもアイデアと工夫で亜美は毎日を楽しく過ごす。「亜美のポジティブさは真っすぐすぎて直視できない(笑)。でも、どんな時も明るくて、周りに元気を与える亜美の姿は、グラビアアイドルという仕事柄、憧れのような感情になります」
【4】疲れた心を楽にしてくれます
『広告会社、男子寮のおかずくん』
オトクニ
リブレ 全7巻
中規模の広告代理店で働く西尾和ら4人の心の癒しは、毎週金曜日に料理を持ち寄って開く夕食会だ。美味しいご飯とともに、企画会議や、お悩み相談などおしゃべりに花を咲かせる。「こういう緩い繋がりって羨ましい。読んで癒やされます。今の社会はみんな繊細に生き過ぎなので、これを読んで気を楽にして欲しい」
【5】好きでいつづけるのは難しい
『ちはやふる』
末次由紀
講談社 全50巻
小学校時代、ともにかるたで切磋琢磨した綾瀬千早と転校生の綿谷新、そして幼ななじみの真島太一。3人は高校生になり、別の道に進もうとしていたが、千早の競技かるた部設立を機に、再び絆を紡いでいく。「千早ってずっと走り続けているんですよね。それって本当に好きじゃないとできない。こうありたいなって思いますね」
取材・文/桑元康平
※マンガの巻数は2024年2月1日現在のデータです。
©三条陸、稲田浩司/集英社 ©SQUARE ENIX CO., LTD.
DIME4月号は超実践的なAI活用法をまとめた「AI仕事術」と「ビジネスに効くマンガ」の2大特集
日々進化を続けるAIはいよいよ社会に実装されていくフェーズに入ってきました。また、スマホやPCの“オンデバイス”で搭載され始めるなどスゴいスピードで進化を遂げています。
4月号のDIMEはそんなAIの仕事での活用をまとめた特集です。話題のマイクロソフト「Copilot」など今すぐ使えるAIの実践的活用法をシーン別にまとめています。
企画書やプレゼンの構成、メールの返信、プロジェクト管理、データの整理、ブレストなど具体的な使用シーンと活用法を様々な識者に取材し、まとめています。
まさにこれ一冊で自分をアップデートできる一冊です!
実は今回は表紙もAIに作ってもらったり、誌面をAIを活用して作ってみるなど編集部としても実験的な試みを実践しています。
また第2特集ではマクアケ・中山社長、安芸高田市・石丸市長、沢口愛華さん、斎藤佑樹さん、神田伯山さん、モグライダー・芝 大輔さん、映像ディレクター 高橋弘樹さん、ベンチャー投資家・朝倉祐介さん、プロゲーマー翔さん、株式投資家テスタさんなどマンガ好き10名とDIME読者により仕事のモチベーションをアップしてくれる56冊を選出してもらいました。
役立つ情報が満載の4月号、是非お近くの書店などでチェックしてみてください。
***********************
DIME2024年4月号