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モグライダー・芝大輔さんが選んだ人生と本気で向き合った時に読むべきマンガ5選

2024.05.13

お笑い芸人 モグライダー 芝大輔さん

人生と本気で向き合った時に進むべき道を示す魂の作品

芝大輔さん2009年に結成したマセキ芸能社所属のお笑いコンビ『モグライダー』のツッコミ・ネタ作成担当。M-1グランプリ2021で初の決勝進出を果たし、2023年にも再度決勝に進出した。初めて読んだマンガは『北斗の拳』。

引っ越し時に手元に残した思い出のマンガ

 ここ数年、テレビなどでモグライダーの姿を見かけることが増えた。「そんなことないですよ」と、ツッコミ担当の芝さんは謙遜する。

 ブレイクのきっかけとなったのが、コロナ禍による仕事の激減だった。

「もともと仕事は少なかったんですが、お笑いライブだけは出続けていました。それすらコロナ禍でゼロになってしまいました」

 当時は1人目の子供が生まれたばかり。家族を養う必要があった。

「40歳手前で常識もお金も仕事もない。追い込まれている状況だとそこで初めて実感して、本気でお笑いに、仕事に向き合い始めました」

 その後、2021年、23年のM-1グランプリで2度の決勝進出を果たし、脚光を浴びることとなった。

「今回の取材で振り返ってみて、お笑いと真剣に向き合えたのはマンガに影響を受けていた部分もあったんだなと実感しました。特に、引っ越しの時に手元に残した『銀牙 -流れ星 銀-』と『シグルイ』は人生観に大きな影響を与えているような気がします」

『銀牙 -流れ星 銀-』©高橋よしひろ/集英社

〝ナンバー2〟の生き方が自分には向いていた

『銀牙 -流れ星 銀-』は、相方のともしげさんから全巻プレゼントされた、思い出の一作だ。

「宿敵の熊を倒すために全国の犬に協力を求めるんですが、そのエリアの大将が電車が通る線路に寝ろ、みたいな試練を課すんですよ。誘う側も命を張って来てるから、絶対に避けない。その姿に心打たれて協力するんですが、命を投げ打つほどの覚悟がないと道は開けないってことなんですよね。今になって、その意味がよりわかる気がします。登場人物の大半は犬なのですが、内容は任侠モノさながら(笑)。アツい展開が多いんですよ」

 芝さんの人生を懸けた決断のひとつが、コンビ結成時に自身の活動の方向性を変えたことだ。

「人前に出るために漫才を始めたので、最初はエースピッチャーみたいな立ち位置を目指してたんです。けど、相方のともしげとコンビで世に出るためには、俺はキャッチャー側として、ともしげが放ってくるすべてを受け止めないといけないなと思い、大きく方針を変えました。

 作中にベンという奥羽軍のナンバー2的存在がいるんですが、強くて賢いのに支える側に徹している。その生き様が好きで、もしかしたら自分と似た何かを感じていたのかもしれませんね」

『銀牙 -流れ星 銀-』©高橋よしひろ/集英社

自分と違う生き方を受け入れられるようになった

 芝さんが手元に残したもうひとつのマンガ『シグルイ』は、他人に対する見方を変えるきっかけとなった作品だ。

「2人の男が殿様の前で真剣勝負をするのですが、ひとりは藤木源之助という名門の道場で真面目に修行した、まさに武士の中の武士。もうひとりは伊良子清玄という野心家の天才です。この2人、生き方があまりに極端すぎて主人公なのにどちらにも感情移入ができないんですよね」

 だが、感情移入できないからこそ、自分と違う他人の考え方を受け入れて許せるようになった。

「自分は藤木のほうに寄った性格だから、伊良子みたいな人のことは許せなかったんですよね。でも、生物として見ると自分に正直に生きるほうが正しい。ということは、多分腹が立つのはその生き方が羨ましいからなんだろうな──そう思えてから、実生活のいろいろなものに対してちょっと余裕が持てて、楽しく見えるようになりました」

『銀牙 -流れ星 銀-』も『シグルイ』も、命を懸けて生きる者たちの物語だ。コロナ禍でお笑いに本気で向き合った芝さんと、劇中で描かれる人物の姿に重なる部分は多い。

「自分なりに真剣にお笑いに取り組んでいたつもりでしたが、心のどこかでいつか順番が回ってくるはず、と受け身になっていた自分がいました。でもコロナ禍で自分の人生について真剣に考えたからこそ、今をつかめたんだと思っています」

 命を懸けて精いっぱい生きることで、道は開かれる。芝さんがマンガから得たのは、人生をより豊かにするための考え方だった。

『シグルイ』©南條範夫・山口貴由(秋田書店)

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