DIME MAGAZINE
【1】マンガを描く者の努力と研鑽の日々
『新装版 まんが道』
藤子不二雄Ⓐ
小学館クリエイティブ 全10巻
連載期間43年にわたった藤子不二雄Aの自伝的作品。富山県高岡市の小学校に転校した満賀道雄は、自分よりも格段に絵がうまい才野茂と出会う。やがて2人は漫画家という夢に向かって共に成長し、満才茂道という名前でデビューする。
【2】歴史を作った人間たちのおもしろさ
『風雲児たち』
みなもと太郎
リイド社 全20巻
1979年より『月刊少年ワールド』（潮出版社）で連載開始。以後、媒体を変えながら連載を続けるも、2021年に作者の死去によって未完のまま完結。日本の歴史を築き上げてきた風雲児たちの人間味あふれるエピソードがギャグタッチで描かれる。
【3】過酷な状況でも見出せるユートピアに憧れる
『1日外出録ハンチョウ』
協力：福本伸行 原作：萩原天晴
漫画：上原 求 新井和也
講談社 既刊17巻
福本伸行の代表作『賭博破戒録カイジ』に登場する大槻班長を主人公としたスピンオフ作品。地下労働者でありながら「1日外出券」使い、地上に出てグルメや観光を謳歌する。外出は実在するひとつの街で行なわれ、名所やグルメ情報も描かれている。「どんなに過酷な状態でもユートピアを見いだすところが魅力的です」
【4】料理漫画の金字塔。寿司の奥深さに唸る！
『将太の寿司』
寺沢大介
講談社 全27巻
関口将太の実家は小樽にある寿司屋「巴寿司」。ある日父親の代わりに「寿司握りコンテスト」に出場すると、東京の名店「鳳寿司」の親方に認められ、高校には進学せず寿司職人になるため単身東京へ。一人前の寿司職人になるべく修業が始まる。「初めて読んだのは子供の頃。この作品で寿司の奥深さを知りました」
【5】中年期の恋愛や性を描くこれまでにないエンタメ
『黄昏流星群』
弘兼憲史
小学館 既刊70巻
一般的にあまり描かれることがなかった中年から熟年、老年に差し掛かった男女の恋愛や性、人生観を描いた短編マンガ集。第1巻で描かれるのは52歳の盛本芳春。仕事ばかりしてきたが、自分の人生に疑問を感じて、スイスへの旅行を決意。現地で日本人女性・誠子と出会う。「これまでなかった中年の不倫エンターテインメント作品。痺れます！」
取材・文／高山 惠
※マンガの巻数は2024年2月1日現在のデータです。
DIME4月号は超実践的なAI活用法をまとめた「AI仕事術」と「ビジネスに効くマンガ」の2大特集
日々進化を続けるAIはいよいよ社会に実装されていくフェーズに入ってきました。また、スマホやPCの“オンデバイス”で搭載され始めるなどスゴいスピードで進化を遂げています。
4月号のDIMEはそんなAIの仕事での活用をまとめた特集です。話題のマイクロソフト「Copilot」など今すぐ使えるAIの実践的活用法をシーン別にまとめています。
企画書やプレゼンの構成、メールの返信、プロジェクト管理、データの整理、ブレストなど具体的な使用シーンと活用法を様々な識者に取材し、まとめています。
まさにこれ一冊で自分をアップデートできる一冊です！
実は今回は表紙もAIに作ってもらったり、誌面をAIを活用して作ってみるなど編集部としても実験的な試みを実践しています。
また第２特集ではマクアケ・中山社長、安芸高田市・石丸市長、沢口愛華さん、斎藤佑樹さん、神田伯山さん、モグライダー・芝 大輔さん、映像ディレクター 高橋弘樹さん、ベンチャー投資家・朝倉祐介さん、プロゲーマー翔さん、株式投資家テスタさんなどマンガ好き10名とDIME読者により仕事のモチベーションをアップしてくれる56冊を選出してもらいました。
役立つ情報が満載の4月号、是非お近くの書店などでチェックしてみてください。
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DIME2024年4月号
最新号
