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生涯で読んだマンガは2万冊以上!安芸高田市長・石丸伸二さんに聞く為政者としての参考書4選

2024.05.05

【1】週刊誌編集部で命を燃やす〝働きマン〟たちの仕事観

『働きマン』『働きマン』

安野モヨコ
講談社 全4巻

週刊誌『JIDAI』の編集者を務める松方弘子は、仕事に没頭するあまり寝食を犠牲にすることから〝働きマン〟と呼ばれている。松方をはじめとした個性豊かな編集部員らは、働くことを通じて「仕事とは? 人生とは?」という問いに向き合っていく。

【2】三国時代を舞台に描いた理想のリーダー像

『蒼天航路』『蒼天航路』

王 欣太、李 學仁(原案)
講談社 全36巻

魏国の武帝・曹操を主人公に据えて中国の三国時代を描いた作品。彼が阿瞞と呼ばれていた幼少期から、役人を経て乱世の奸雄と呼ばれるほどの猛将、そして魏の王となり、やがてその生涯を閉じるまでの一生をたどる物語となっている。単行本の累計発行部数は1800万部以上。

【3】為政者の覚悟を問われます

『ヴラド・ドラクラ』『ヴラド・ドラクラ』

大窪晶与
KADOKAWA 既刊7巻

ドラキュラのモデルといわれている、15世紀のワラキア公国の王・ヴラド3世の物語。「残酷な王として恐れられていますが、その実は合理主義者で、弱小国が生き残るため、世の中から何と言われようと感情を御して理性で事を進めていきます。これこそ為政者としてあるべき姿で、自分が果たすべき役割だ、と思い出させてくれる作品です」

【4】自分の〝魂〟に正直にあれ!

『東京トイボックス』『東京トイボックス』

うめ(小沢高広・妹尾朝子)
全2巻

とあるゲーム会社の職人気質な社長兼ゲームデザイナーが主人公で、作品へのこだわりとビジネスとのせめぎ合いをリアルに表現した作品。「作中では〝魂〟という言葉を軸に、心からおもしろいと思うものを作れているか、何度も問いかけています。社会にはいろいろなしがらみがある。それでも、自分の魂に正直に生きることの大事さを教わりました」(石丸さん)
※現在の版権は著者に帰属します。

【5】組織としての成長論を学べる!

『医龍』『医龍』

乃木坂太郎(作)、永井 明(原案)、吉沢美恵(医療監修)
小学館 全25巻

天才外科医の主人公と、彼とともに働くチームの人間ドラマ。「組織内のパワーゲームがありつつも、チーム全員で成長するための方法論は学びがあります。物語の終盤で、若手を信じて主人公が後を託すシーンがあるのですが、そういうキャリアの終え方ができると美しいなと思いました」

取材・文/桑元康平

※マンガの巻数は2024年2月1日現在のデータです。

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実は今回は表紙もAIに作ってもらったり、誌面をAIを活用して作ってみるなど編集部としても実験的な試みを実践しています。

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